セッションで講演するSymbolLogicのロン・アーデン副社長(写真提供:FasooAI)

FasooAIは4日、米メリーランド州ナショナルハーバーで1日から3日まで開かれた「Gartner Security Summit 2026」に参加し、AI活用の拡大に伴う情報漏えいリスクに対応するフレームワークと関連ソリューションを紹介したと発表した。北米市場での事業拡大に向けた取り組みの一環と位置付けている。

同イベントは、世界のセキュリティ分野やIT部門のリーダーが集まる国際会議。FasooAIは、北米市場での認知拡大と顧客開拓に向けた重要な機会とみて参加した。

初日のセッションでは、SymbolLogicのロン・アーデン副社長が「AIデータ漏えい防止――漏えいの原因と現状、そして制御策」をテーマに講演した。SymbolLogicは、FasooAIの米国法人との合併を通じて発足した、AIトランスフォーメーション(AX)を手がける企業だという。

アーデン氏は、生成AIやAIエージェント、シャドーAIの広がりによって、従来のセキュリティ対策ではカバーしきれない新たな情報漏えい経路が生まれていると指摘した。そのうえで、単一の統制手段に頼るのではなく、組織ごとのリスク許容度に応じて複数の監視ポイントとポリシーを組み合わせることが有効だと説明し、データのライフサイクル全体を対象とするAIデータセキュリティのフレームワークを提示した。

展示エリアでは単独ブースを構え、「Fasoo Data Radar(FDR)」と「AI-R DLP」を紹介した。FDRは機微情報を自動で検知・分類・タグ付けする製品で、AI-R DLPはAIサービス利用時に個人情報や組織の機微情報をリアルタイムで検出・遮断するソリューションとして訴求した。

グローバル事業を統括するソン・ジョンゴン常務は、情報漏えい経路が多様化するなか、組織ごとのリスクプロファイルとガバナンス要件に沿った実務的なアプローチによって、グローバル顧客のAIセキュリティ強化を支援していくと述べた。

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