Uberは3日(現地時間)、車内の忘れ物に関する年次レポート「Uber Lost & Found Index」の公表開始から10年を迎えたのに合わせ、過去10年分のデータを公表した。最も多かった忘れ物はスマートフォンで、入れ歯や母乳、生きた魚、75米ガロンの大型水槽といった珍しい品も確認された。
オンラインメディアのGIGAZINEによると、Uberは今回、同指数の節目に合わせて蓄積データを公開した。
レポートによると、車内で最も多く見つかった忘れ物はスマートフォンだった。これに財布、旅行かばん、鍵、ヘッドホン、衣類、パスポート、眼鏡、宝飾品、ノートPCが続き、トップ10を占めた。
都市別ではニューヨークが最多で、マイアミ、シカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルスが続いた。忘れ物の件数は大都市に集中する傾向がみられた。
なかでも目を引いたのが、珍しい忘れ物の一覧だ。Uberが公表した「最も奇妙な忘れ物50選」には、歯が2本残った入れ歯のほか、母乳、人の髪、足首モニター、ドーナツ420個、酸素ボンベ、手錠、ウエディングドレス2着、生きた蝶などが並んだ。
生きた魚を車内に置き忘れた事例もあった。Uberは2026年を代表する最も特異な忘れ物として、75ガロン(約284リットル)の大型水槽を挙げた。
今年は流行アイテムの忘れ物も目立った。人気キャラクター「Labubu」の関連商品が頻繁に見つかり、Crocsの靴、スポーツ用品、デンタル用品、帽子、電子たばこなども代表的な忘れ物として挙がった。
忘れ物が多い時期についての分析も示した。今年、忘れ物の申告が最も多かった日は7月17日だった。Uberは、この日がレディー・ガガのコンサートツアー開幕翌日に当たる点を挙げ、興味深い相関関係として紹介した。
曜日別では日曜日が最多だった。品目別にみると、月曜日は身分証明書と財布、火曜日はヘッドホン、水曜日は充電器、木曜日はかばん、金曜日は鍵、土曜日はスマートフォン、日曜日は眼鏡の忘れ物が特に多かった。
電子機器ではNintendo Switchやドローン、AirPods、Apple TV、Apple Pencil、PlayStation 4、AirTagなどが多く見つかった。高級品ではRolexの腕時計、Gucciのベルト、Diorのサンダル、Hermesのサンダル、Burberryの毛布などが含まれていた。
年ごとの代表例も公表した。2017年はロブスター、2018年は離婚書類、2019年はサケの頭、2021年はキャサリン皇太子妃の大型肖像画が記録された。2023年はトイプードル、2024年は人工の尻、2025年はウサギのはく製が、それぞれ最も特異な忘れ物に選ばれた。
同社はアプリ内で、忘れ物の申告と返却手続きを進められる機能を提供している。利用者はヘルプメニューから忘れ物を申告でき、ドライバーが確認すると通知を受け取れる。
この機能は現在、米国の一部州で提供している。Uberは年内にも米国全域に拡大する計画で、配車に加え、忘れ物の管理や回収までをアプリ内で完結できるよう機能を広げる方針だ。