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Bitwiseの最高投資責任者(CIO)、マット・ホーガン氏は、暗号資産市場について全面的な弱気相場、いわゆる『冬』の入り口というより、逆張り主導の局面に近づいているとの見方を示した。コインポストが3日(現地時間)に伝えた。同氏は定例メモで、市場を読み解くうえで重要な3つの流れを挙げている。

ホーガン氏はまず、暗号資産への資金流入の質が変化していると指摘した。投資マネーがAI関連株やロボット企業、IPO観測のあるSpaceXに向かうなか、暗号資産市場ではモメンタム追随ではなく逆張り型の投資行動が目立ってきたという。ビットコイン価格の下落やETFからの資金流出も、こうした資金シフトの表れの一つだとした。

そのうえで、逆張り投資は有効な手法になり得る一方、値動きは不安定になりやすいと説明した。モメンタム相場に比べ、より大きな忍耐や長期視点が求められ、ファンダメンタルズの見極めが一段と重要になるとの考えを示した。

その根拠として挙げたのが、事業や収益性の裏付けがある銘柄に資金が向かっている点だ。代表例としてHyperliquidのHYPEに言及し、投資家は依然として暗号資産の価値そのものを見限ってはいないと評価した。

また、足元の弱含み局面は過去の「冬」とも様相が異なると分析した。従来はリスク回避が強まるとビットコインに資金が集まりやすかったが、現在は時価総額や実績で見劣りする銘柄でも、成功の可能性やファンダメンタルズが評価されれば資金が向かっているという。主要銘柄が軟調な一方で、HYPE、BNB、ZEC、XLMは大きく上昇したと指摘した。

こうした動きを踏まえ、同氏は現在の市場は冬相場の始まりではなく、むしろ終盤に近づいている可能性があるとみている。冬相場では幅広い銘柄が一斉に下落しやすいが、足元では一部銘柄が強い値動きを見せているためだ。

このほか、米国の暗号資産市場構造を巡るClarity法案の立法不確実性も、市場の重荷になっているとした。重要なのは価格下落そのものではなく、資金がどこへ向かっているかだと強調。ビットコインが弱い局面でもHYPE、BNB、ZEC、XLMが上昇したことは、市場で選別物色が進み、投資判断の軸がファンダメンタルズに移っていることを示していると解釈した。

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