写真=Snowflake

Snowflakeは6月2日(現地時間)、年次カンファレンス「Snowflake Summit 26」で、コーディングエージェント「CoCo」の新機能と、リアルタイムデータ向けの新サービス「Datastream」を発表した。

CoCoでは、ネイティブデスクトップアプリ「CoCo Desktop」、モバイルアプリ、Slackbotの提供を開始し、利用チャネルを拡大した。あわせて、VS Code拡張機能、Microsoft Excel拡張機能、「CoCo plugin for Claude Code」を追加した。

自律実行機能も強化する。自動化機能では、継続的な監視や検証、運用に関わる反復的かつイベント駆動型のワークフロー自動化を支援する。すべての自動化プロセスには、ロールベースのアクセス制御と監査証跡を適用する。

新たに追加した「Cloud Agents」は、ユーザーがSnowsightで作業を始めると、ローカル環境を開いたままにしなくてもクラウド上で安全に処理を実行し、結果を返す。Skill Catalogを通じて、チーム間で検証済みのワークフローを共有・再利用することも可能だ。

Snowflakeの製品担当シニアバイスプレジデント、クリスティアン・クライナーマン氏は「AIを活用した開発が、自然言語で指示するだけで進められるほど容易になれば、組織のAI戦略に貢献できる人材はさらに広がる。エージェンティック・エンタープライズへの移行も加速する」と述べた。

Datastreamは、Apache Kafkaベースのフルマネージド型ストリーミングサービス。既存のKafkaエコシステムとコード変更なしで連携し、ストリーミングデータをSnowflakeのテーブルに直接取り込める。別個のストリーミング基盤を構築することなく、リアルタイムデータとAIを単一のガバナンスプラットフォーム上で統合できるという。

同社によると、CoCoとDatastreamを組み合わせることで、リアルタイムでのパイプライン生成や、ストリーミングデータに基づくAIアプリケーションの構築を単一プラットフォーム上で進められる。

導入企業の効果も紹介した。Fanaticsのデータ担当バイスプレジデント、マディ・ウォント氏は、パイプラインのトラブル対応やデータモデル作成にこれまで数日かかっていた作業が、現在は数時間で処理できるようになったと説明した。Thomson Reutersのケイトリン・ハパティ氏は、レガシーシステムのモダナイゼーションからAIパイプライン拡張までの期間を、数週間から数日に短縮したとしている。

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