Workdayは、人事・財務向けAI開発基盤「Workday Build」に、開発者エージェント、Agent-Ready Tools、Agent Passportの3機能を追加した。AIエージェントの開発から外部サービス連携、配布前の検証までを一体で支援する。
Techzineが6月2日(現地時間)に報じた。
開発者エージェントは、Claude Code、Cline、Codex、Cursor、Google Antigravityなど、開発現場で使われているツールと連携する。自然言語で指示を与えると、適切なツールを選び、必要なデータやサービスを接続したうえでエージェントを自動生成する仕組みだ。
例えば、「部門予算が超過した場合、財務チームに通知するエージェントを作成する」といった指示に対応する。WorkdayのCTO、ゲイブ・モンロイ氏は「これまで数日かかっていた作業を数分に短縮できる」と説明した。
Agent-Ready Toolsは、自律型エージェント向けの企業システム連携用コネクター。Workdayによると、一般的なAPIとは異なり、エージェントに業務ロジックや文脈を正確に渡すことで、AIのエラーや遅延の低減につながるという。Model Context Protocol(MCP)などのオープン標準に対応し、Workdayのセキュリティモデルや監査ログも自動的に継承する。
また、2025年11月に買収したPipedreamを通じて、3000超の外部サービス連携に対応する。
Agent Passportは、エージェントを配布する前に、セキュリティやコンプライアンスの基準を満たしているかを事前に検証する機能。最初の認証パートナーにはCiscoが加わる。
開発者エージェントとAgent-Ready Toolsは、「Workday Extend Professional」を通じてアーリーアクセスとして提供し、2026年後半に正式リリースする予定。Agent Passportは年内にアーリーアクセスを開始し、2026年末の正式リリースを見込む。