NH Investment & Securitiesは6月2日、最大株主のNH NongHyup Financialを引受先とする総額4000億ウォン(約440億円)の第三者割当増資を実施すると発表した。総合投資口座(IMA)事業に加え、企業金融やベンチャー投資の拡大に向け、資本基盤を強化する狙いがある。
今回の増資は、IMA事業の本格展開に備え、関連する企業金融やベンチャー投資を支える安定した資本基盤を整えることが目的。NH NongHyup Financialは、同社の成長を支え、株主価値の向上にもつなげる方針としている。
IMA事業では、既存事業以上に高い資本余力と財務健全性が求められる。証券会社が顧客資金を企業金融やベンチャー投資に振り向ける一方、安定した償還能力を備える必要があるためだ。
NH Investment & Securitiesの営業用純資本比率は1~3月末時点で159.3%と、主要競合と比べて低い水準にある。会社側は、今回の資本支援を通じてIMA事業の推進体制を早期に強化し、顧客や市場からの信頼確保につなげたい考えだ。
調達資金の一部は、個人向け信用供与の限度額拡大にも充てる。足元では株式市場の活況を背景に投資家の信用需要が急増しているが、自己資本に応じた与信枠の制約から、機動的な対応が難しかったとしている。
ユン・ビョンウン代表取締役は「今回の増資は、将来の競争力確保に向けた戦略的な判断だ。確保した資本を活用して収益性を高め、株主還元にもつなげたい」とコメントした。
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