写真=韓国銀行連合会

韓国銀行連合会は6月2日、AIを活用した広告審査システムの構築に乗り出したと発表した。金融業界の業界団体としては初の取り組みで、広告審査の効率化と精度向上を進めるとともに、銀行業界の内部統制体制の強化につなげる。

同連合会は5月28日、AI専門企業のUpstageと「銀行圏AI広告審査システム」の構築契約を締結した。非金融分野との提携拡大に伴って広告の形態が多様化しており、従来よりも精緻な審査体制が必要と判断した。

新システムでは、大規模言語モデル(LLM)、光学文字認識(OCR)、検索拡張生成(RAG)などのAI技術を活用する。主な機能は「AI広告審査」と「金融知識ベース検索(Q&A)」の2つ。広告制作の段階で規制違反の可能性がある要素を事前に点検し、金融消費者保護の強化に役立てる。

開発はUpstageが担う。Upstageは、企業向けAIソリューションや大規模言語モデルを手がける韓国のAI企業。

韓国銀行連合会のチョ・ヨンビョン会長は、「今回のAIシステム導入は、銀行業界の広告審査やコンプライアンス業務全体の質を高める転機になる」とコメント。「韓国銀行連合会と会員銀行が共同利用する基盤として活用し、信頼される金融環境の整備につなげたい」と述べた。

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