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暗号資産XRPが長期の横ばい相場を経て、次の価格見直し局面に向かう可能性があるとの見方が出ている。XRPの値動きがTesla株の過去の長期レンジ相場に似ているとの指摘に加え、XRP Ledgerのネットワーク活動の拡大や金融機関の参加も強気材料として注目されている。

米ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、アナリストのイグラックは1日、Xに投稿したチャートで、足元のXRPの市場構造がTesla株の過去の推移と類似していると主張した。

イグラックは、現在の横ばい推移を単なる売り抜け局面ではなく、大幅な価格見直しに先立つ長期の再蓄積局面とみるべきだと指摘。「多くの投資家が、指数関数的な上昇が始まる直前の“退屈な”局面でTesla株を手放した」として、忍耐強く保有を続けた投資家が報われる可能性があるとの見方を示した。

この見方は、暗号資産の解説者でYouTuberのムーン・ランボが最近の動画で関連チャートを取り上げたことで、さらに注目を集めた。ムーン・ランボは、Tesla株が2013年の上放れ後、長い調整と横ばいを経て、2020年ごろに大きく上昇した流れを紹介した。

その間、Teslaの事業ファンダメンタルズは改善していたものの、株価への反映には時間がかかったとも説明した。XRPについても同様に、ファンダメンタルズの改善が価格に織り込まれるまで数年を要し、その過程の長期レンジ相場が投資家心理を揺さぶる可能性があるとみている。

もっとも、ムーン・ランボは、こうしたフラクタル分析が常に有効な予測手法とは限らないとも指摘した。強いファンダメンタルズがあっても、直ちに価格上昇につながるとは限らないとしている。

一方、強気材料としてネットワーク指標の改善も挙げた。ムーン・ランボによれば、XRP Ledgerではネットワーク活動が活発化しているほか、トークン化関連の取り組みが広がり、TVLも増加している。

さらに、トークン化や決済・清算での活用を視野に入れた実証プログラムに主要金融機関が参加している点についても、XRP Ledgerへの機関投資家の関与拡大を示す動きだと評価した。

こうした動きは、足元の価格低迷とは別に、XRPの実利用と採用が拡大を続けていることを示しているという。前回の強気相場後に市場が期待した水準までの急騰には至っていないものの、エコシステムそのものの拡大は続いているとの見方だ。

ただ、XRPが依然としてリスクの高い投資対象である点も付け加えた。

市場環境については、過去の急騰の反動にも言及した。ムーン・ランボは、2017年の強気相場でXRPが数万%上昇したことで、市場が新たな蓄積局面を形成するまでに長い時間を要した可能性があると述べた。

その上で、長期調整は必ずしも弱気シグナルではなく、急騰後に生じる構造的な休止期間と捉えることもできるとした。

今回の比較の焦点は、XRPの長期横ばいが弱気の売り抜け局面なのか、それとも次の上昇サイクルに向けた再蓄積局面なのかにある。イグラックとムーン・ランボは後者の可能性に軸足を置いているが、同様のパターンが再現されるかどうかはなお不透明だ。

それでも、価格に先行して進むネットワーク拡大や金融機関の参加が、長期保有者の期待を改めて支えていることは確かだ。

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