Bitmine(写真=Shutterstock)

BitmineのEthereum(ETH)保有量が、5月31日時点で541万6901ETHに達した。Ethereumの総供給量1億2070万ETHに対する比率は4.49%。一方で、直近1週間の買い増しは2万6497ETHにとどまり、前週から取得ペースは大きく鈍化した。

ブロックチェーンメディアのCoinPostが伝えた。

前週公表分の週間取得量は11万1942ETHだった。今回はこれを大きく下回り、買い増しの勢いに減速感が出ている。

Bitmineは、ETH保有比率5%の達成を「Alchemy of 5%」と位置付けている。トム・リー会長は、2026年中に総供給量の5%保有を実現できるとの見方を示している。

同会長は、足元のETH価格について、ネットワークのファンダメンタルズ改善を十分に織り込んでいないと指摘した。そのうえで、市場はなお「暗号資産の春」の初期段階にあるとして、こうした乖離は不自然ではないとの認識を示した。

保有資産の大半はステーキングに回している。541万6901ETHのうち471万8677ETHをステーキング運用しており、同社公表の1ETH=2003ドルとして換算すると、規模は約95億ドルとなる。

ステーキング基盤には、独自のEthereumバリデーターネットワーク「Made in America Validator Network(MAVAN)」を活用している。同社は、ネットワーク運営でセキュリティと安定稼働を重視する方針も示した。

Bitmineの戦略は、ETHを大量保有するだけにとどまらない。相当量をステーキングに振り向け、自社でバリデーター運営も手がけることで、ネットワークへの関与を深めている。

もっとも、今回の買い増しペース鈍化が、直ちに戦略転換を意味するわけではない。すでに総供給量の4%台を押さえており、保有比率の拡大基調そのものは維持しているためだ。

市場の焦点は大きく2つある。週間の買い増し鈍化が一時的なものかどうか、そして総供給量の5%保有という目標を2026年内に達成できるかだ。

今後はETH価格の動向に加え、ステーキング収益、バリデーター運営の安定性、追加の資金調達環境が、同社の保有戦略を左右する要因となりそうだ。保有比率がすでに4.49%まで高まっているだけに、追加購入の規模とステーキング運用の広がりが次の注目点となる。

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