写真=Kucon

Kuconは6月2日、AIエージェント分野のオープンソース財団「AAIF(Agentic AI Foundation)」にシルバーメンバーとして参加したと発表した。決済とMCP対応データ基盤に関するワーキンググループに参画し、標準化の議論を通じてグローバル決済とAIデータ事業の強化を図る。

参加は6月1日付。AAIFはLinux Foundation傘下のグローバルコンソーシアムで、Anthropic、OpenAI、Google、Microsoft、Circle、Tron、Stripeなど約180社が参画する。AIエージェント間の相互運用性を高めるオープン標準やプロトコルの開発・運営を担っている。

Kuconは今回の参加を機に、AIエージェントによる決済とMCPを軸とするAIデータ事業に関するワーキンググループに参画する計画だ。グローバル企業とともに技術標準やビジネスモデルを議論し、次世代の決済・データインフラで競争力を高める。

AIエージェントは、商品検索やレコメンドにとどまらず、購買判断から決済まで担う方向へと進化している。これに伴い、決済事業者の役割も、単なる決済処理からAIエージェントによる取引を支えるインフラへと広がりつつある。

データ事業でもAI活用を前提とした体制への転換を進める。Kuconは、国内約500機関と海外40カ国余りの約2500の金融機関のデータを約300のAPIで接続するプラットフォームを運営している。今後は、AIがデータをより効率的に活用できるよう、基盤をMCP対応へ高度化する方針だ。

AAIFでの活動を通じて、Kuconはグローバル決済、ステーブルコイン、AIデータ事業の拡大を加速する考えだ。国際標準を自社インフラに反映し、グローバルサービスの互換性を高めるとともに、今年の中核成長分野に位置付けるグローバル決済とAIデータ事業を強化する。

キム・ジョンヒョン代表は「AAIFへの参加は、シンガポール法人の設立とあわせ、本格的なグローバル展開に向けた重要な転換点だ」とコメントした。そのうえで「グローバル企業との技術交流と協業を通じ、AIエージェント時代に対応する決済・データ技術の競争力を高めていく」と述べた。

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