写真=Hancom。Hancomのチン・ソンシク専務(左)とAIRCODEのホン・ソンウク代表

Hancomは6月2日、Web分離(RBI)セキュリティ企業のAIRCODEと、遠隔Web分離セキュリティソリューション「AirRBI」の総代理店展開に向けた業務提携(MOU)を締結したと発表した。公共、教育、企業、SMB向けに構築してきた認定パートナー網を生かし、公共・民間(教育・企業・SMBを含む)のセキュリティ需要を取り込む。

Hancomは、全国の認定パートナー網とAIRCODEのRBI技術を組み合わせることで、官公庁と民間企業の双方で販路拡大を進める方針だ。

AirRBIは、Webブラウジング処理を利用者端末ではなくリモートサーバで実行する方式を採用する。これにより、マルウェアやランサムウェアの端末侵入を防ぐ仕組みだという。

加えて、Web経由で持ち込まれる添付ファイルの脅威を除去するCDR(コンテンツ無害化)と、生成AIの利用時に懸念される個人情報や重要データの流出を防ぐDLP(データ漏えい防止)を組み合わせ、多層防御を提供するとしている。

また、「ハイブリッドストリーミング」技術も採用した。静止画転送とリアルタイム画面転送を併用することで、一般的な動画ストリーミング型の仮想業務環境に比べ、サーバ資源やネットワークトラフィックなどのインフラ負荷を抑えられるとしている。

今回の提携は、Hancomが5月に発表した「ソブリン・エージェンティックOS」戦略の一環とも位置付けられる。同OSは、組織内データと外部AIモデル、業務システムを単一の安全な環境で接続・統制する統合AIエージェントOSとしている。

Hancomは「2025年9月に正式公表された国家ネットワークセキュリティ体系(N2SF)は、ゼロトラストを中核原則としており、RBIはその要件を満たす主要な実装技術として公共分野で導入が拡大している」と説明。その上で、「こうした政策需要に対し、自社のパートナーネットワークを通じていち早く対応していく」とした。

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