Anthropicが、一部組織に限定して提供してきた高性能AIモデル「Mythos」を欧州連合(EU)にも提供する方向で調整している。CNBCが1日(現地時間)に報じた。
報道によると、EUはサイバーセキュリティ上の懸念を背景に、数カ月にわたってMythosへのアクセスを求めてAnthropic側と協議してきた。足元では交渉が前進しているという。
Mythosは、Anthropicが4月にサイバーセキュリティ事業「Project Glasswing」の一環として、一部企業向けに限定公開したモデルだ。ソフトウェアのセキュリティ上の欠陥や脆弱性の発見に強みを持つ一方、悪用されればサイバー犯罪を加速させる可能性があるとの懸念も指摘されている。
レグニエ報道官は、Mythosを巡る問題は単発のケースではなく、今後さらに強力なモデルが市場に登場するとの見方を示した。また、米国を含む価値観を共有するパートナーとの議論を強化していると述べた。
Anthropicがどのような条件でEUにMythosへのアクセスを認めるかは、現時点で明らかになっていない。EUは最近、Mythosの提供には政府の許可が必要だとの説明をAnthropicから受けた。先週には、アクセス確保に向けた協議を米国政府との間で拡大したという。
EUは5月、OpenAIの「GPT-5.5-サイバー」モデルについてもアクセスを確保している。
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