Krossのメインネット2.0「Breakpoint」 写真=NEXUS

Krossは6月1日、ブロックチェーンゲームやオンチェーンAIエージェント向けに最適化したメインネット2.0「Breakpoint」を正式に立ち上げた。PoSAへの移行に加え、基本手数料の全量焼却、ERC-8004対応、x402決済統合などを実装し、参加型ネットワークへの転換を本格化する。

今回のアップグレードは、ガバナンス投票で約98%の賛成を得て実施した。従来の保有中心の構造から脱し、ネットワーク参加を軸とした運営体制への移行を進める。

新ネットワークでは、21のバリデーターを基盤とするPoSA方式でブロック生成を開始した。バリデーターのステーキングに基づくセキュリティと、委任型の仕組みによる処理速度・効率を両立し、トランザクション処理性能を高めたとしている。ネットワーク上で発生する基本手数料は全量を焼却する。

報酬設計も見直した。初年度は3億CROSS規模のネットワーク報酬プールを用意し、PoSAバリデーターと委任ステーキング参加者に配分する。利用者は複利機能を通じて受け取った報酬を再ステーキングしやすく、6月1日時点のAPRは約145%としている。

オンチェーンAIエージェントの稼働に向けた基盤も強化した。AIエージェントの登録、実行、相互運用のためのインタフェース仕様であるERC-8004をサポートし、エージェントゲーミングで稼働するAIエージェントをチェーンレベルで連携できる環境を整えた。

あわせて、HTTP 402ベースのx402決済プロトコルも統合した。外部決済システムを介さず、チェーン上でエージェントの経済活動を処理できるようにする仕組みで、Krossコインについてはエージェント実行手数料やx402の決済手段としての利用拡大を見込む。

エコシステム全体のプラットフォーム刷新も進めた。ゲームクエストとリワードのプラットフォーム「Kross Play」は2.0に更新し、NEXUSの公式サイトもゲームチェーン、ゲームハブ、エージェントゲーミングなど関連サービスへアクセスしやすい構成に全面刷新した。

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