オメガ3のイメージ写真=Shutterstock

韓国では体内のオメガ3指数が世界トップクラスの水準にある一方、実際に健康機能を担うEPA・DHAは十分に摂取できていない人が多い可能性がある。Good Bacteria Research Instituteの所長、キム・ソクジン氏は、韓国人のオメガ3摂取の実態と腸内細菌との関係について動画コンテンツで解説した。

キム氏によると、オメガ3脂肪酸は大きく分けて、海洋由来のEPA・DHAと、植物性油に多く含まれるALAの2種類がある。体内で脳機能の維持や炎症の抑制、心血管系の保護などに関わるのは、主にEPAとDHAだという。

韓国では伝統的に、エゴマ油や大豆油などALAを多く含む植物性油の摂取が多く、体内のオメガ3指数は高い水準を示しやすい。ただ、ALAが体内でEPAとDHAに変換される割合は、それぞれ5〜10%、1〜5%にとどまる。植物由来のオメガ3だけでは、体が必要とするEPA・DHAを十分に補えないと指摘した。

健康な成人に必要なEPA・DHAの1日あたり推奨摂取量は500mg以上とされるが、韓国人の平均摂取量は約280mgにとどまる。肉類消費の増加や水産物摂取の減少といった食生活の変化を背景に、10〜20代ではオメガ3不足がより深刻になっているという。

オメガ3不足は、血管や脳の健康だけでなく、腸の健康にも影響を及ぼす。国際学術誌「Nutrition」に2025年に掲載された研究では、EPA・DHAを十分に摂取した場合、LactobacillusやBifidobacteriumなどの有益菌が増える傾向が確認された。有益菌が産生する短鎖脂肪酸は腸粘膜を保護し、全身の炎症を抑える役割を担うとしている。

一方、腸内環境が良好な人は、同じ量のオメガ3を摂取しても、体内での吸収や利用効率が高いとも説明した。

キム氏は、オメガ3と腸内細菌は相互に好影響を及ぼす関係にあるとした上で、特定のサプリメントに頼るよりも、サバやサンマなどの青魚を日常的に取り入れ、腸内環境を良好に保つことが現実的な対応策になると強調した。

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