写真=Snowflakeのスリダル・ラマスワミCEO(LinkedInより)

クラウド型データプラットフォームを手掛けるSnowflakeは、AIを軸とした事業拡大を加速している。第1四半期の売上高は前年同期比33%増と、過去2年で最も高い伸びを記録し、同社株も5日間で50%以上上昇した。

足元では、企業がAIを使ってSaaSを自前で構築し、既存SaaSの需要が縮小するとの「SaaSpocalypse(サースポカリプス)」懸念が取り沙汰されている。そうしたなかでSnowflakeは、相対的に存在感を高めている。

同社はここ数年、AIを成長戦略の中核に据えてきた。

Fortune Boardによると、スリダル・ラマスワミCEOは、コーディングエージェント「Cortex Code」が現在7100超のアカウントで利用されていると明らかにした。エージェント型アプリケーション「Snowflake Intelligence」の利用アカウント数も、前四半期比で2倍超に増えたという。

ラマスワミ氏は、次の段階として「コントロールプレーン(control plane)」を挙げた。これは単なるデータ参照の場ではなく、複数のアプリケーションにまたがる業務を調整する空間であり、新たなブラウザのような役割を担うとの考えを示した。

AIの料金体系については、従量課金が現実的だとの認識を示した。

同氏は「顧客が実際に利用した時にだけ売上が立つ。価値を証明して初めて収益になる」と説明。その上で、「AIエージェントが人に代わって業務を処理し始めれば、従業員数ベースの料金プランに依存する企業は、プレミアムを正当化しにくくなる」と指摘した。

さらに、現在のように数百のSaaSアプリケーションが乱立する状況から、今後は主要アプリケーションを軸とした統合が進むとの見通しも示した。

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