Naverは6月1日、SmartPlaceの「Place」レビューで蓄積してきた平均評価を7月から公開すると発表した。店舗や施設を探す際の参考情報を拡充し、検索体験の信頼性向上につなげる狙いだ。
同社は事業者・ユーザー向けの案内を通じ、7月以降、Placeレビューの数値情報を公開すると明らかにした。7月9日からは、累計の平均星評価に加え、ユーザーごとの個別評価も、Placeレビューが表示される主要画面で確認できるようにする。
Naverは4月、レビュー体験の強化策として、従来のテキストレビューに数値型の補助指標を追加する方針を公表していた。これにより、レビュー投稿時にはテキストやキーワードに加え、満足度を5段階の星評価として記録できるようになった。
対象業種は、飲食店、ショッピング・流通、サービス・産業、生活・利便、施設・建物、スポーツ・レジャー、宿泊、旅行・名所、文化・芸術、地名、旅行関連(ホテル、海外名所)、ポップアップストア、Naver予約の公演・展示・祭り・イベントなど。
星評価データの安定性を確保するため、再開後の3カ月間は指標を非公開としていたが、この期間を経て7月9日から表示を始める。今回公開する平均評価は、新規データの収集が停止された2021年10月25日以前の既存の累積データと、今年から新たに収集したデータを合算して算出する。
あわせて、事業者が平均評価の表示有無を選べるON/OFF機能も導入する。2021年10月以降に開業し、累積評価がない事業者については非表示が初期設定となり、公開を希望する場合はSmartPlaceの店舗管理ページで設定を変更できる。
Naverは、店舗運営の状況に応じて事前に公開可否を判断できるよう、星評価の公開約1カ月前からこの機能を提供する方針だとしている。
レビューの不正利用を防ぎ、信頼性を高めるための施策も強化する。Naverは、レビュー投稿後3カ月以内に限り、内容と星評価を修正できるよう利用ポリシーを改定した。
改定後のポリシーでは、合理的な理由なく一律に3点未満の評価を付ける行為や、レビューの公正性・信頼性を損なうと判断される行為を禁止対象とした。あわせて、星評価の客観性を間接的に確認できるよう、投稿者がこれまで付けた星評価の平均を他のユーザーが確認できる仕組みも導入する方針だ。
このほか、Placeレビューの情報伝達力を高めるため、レビュータブの改編も年内に段階的に進める。テキストレビュー中心の構成は維持しつつ強化し、キーワードレビューはより直感的に把握できるデザインへ刷新する計画だ。
Naverのレビュー企画リーダー、キム・アヨン氏は、「Naver Placeの強みである豊富なテキストレビューに、利用体験を直感的に示す指標を加えることで、レビュー体験の質をさらに高められる」とコメントした。その上で、「ユーザーにはより信頼できる店舗・施設探しの情報を提供し、事業者には店舗の強みや魅力を効果的に伝えられるよう、引き続きサービスを改善していく」と述べた。