画像=Coin360

暗号資産市場でBNBが急伸した。米国でBNBを原資産とする現物ETFが初めて上場したことが買い材料となり、5月31日午前9時時点のCoin360ベースで、前日比11.92%高の720ドルを付けた。

主要銘柄は総じて小幅な値動きにとどまった。同時刻のビットコイン(BTC)は0.58%高の7万3957ドル、イーサリアム(ETH)は0.47%高の2025ドル。XRPは0.86%高、ソラナ(SOL)は0.9%高だった。

今回のBNB高の主因は、資産運用会社VanEckが米国市場にBNB現物ETFを上場したことだ。VanEckにとって、ビットコイン、イーサリアムに続く3本目の現物暗号資産ETFとなる。

BNBを原資産とする現物ETFが米国で上場するのは今回が初めて。Binance創業者のチャンポン・ジャオ(CZ)氏は5月7日、コンセンサス・マイアミで「Binance.USの再建を検討している」と発言しており、市場では米事業を巡る期待の高まりも相場を支えたとの見方が出ている。

イランを巡る情勢や米国債利回りの上昇など、マクロ環境には逆風も残る。ただ、BNBについてはETF上場という個別材料が投資家心理を押し上げた。

一方、Binanceは2023年に米司法省(DOJ)と43億ドル規模で和解して以降、コンプライアンス監視下にある。米市場への本格的な再参入を巡っては、なお規制面の不透明感が残る。

今後は、BNB現物ETFへの資金流入が続くかどうかに加え、6月のFOMCの判断やイラン交渉の行方が、暗号資産市場全体の戻りの持続性を左右する焦点となりそうだ。

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