LG Uplusは5月31日、社内無線LANを次世代規格「Wi-Fi 7」対応へ刷新し、認証方式とネットワーク基盤を見直したと発表した。全社共通のIP体系を整備し、拠点をまたいでも再認証なしで利用できる環境を構築し、無線中心の業務環境への転換を進める。
同社によると、従業員の業務生産性とモビリティーの向上を狙い、全社単一のネットワーク環境を整えた。オフィス内の利用者が多い場合でも、速度低下や通信断を抑え、業務を継続しやすくするとしている。
Wi-Fi 7は、複数周波数を同時に使うMulti-Link Operationや320MHzの広帯域チャネルに対応し、無線性能を高める規格。有線依存を下げることで、席の移動やレイアウト変更にも柔軟に対応しやすいスマートオフィス環境の整備につなげる考えだ。
認証方式も改めた。従来は接続のたびに専用プログラムを起動してログインする必要があったが、証明書ベースの自動接続方式を導入し、追加のログインなしで社内ネットワークに接続できるようにした。来訪者向けの専用無線LANも別途整備し、協業しやすい環境を整えた。
今回の刷新では、無線認証体系とIP割り当てシステム(DHCP)を統合した点も柱となる。これまで拠点ごとに分離して運用していたネットワークを、全社共通のIP体系へ切り替えた。これにより、従業員は別拠点でも再認証することなく、同じ環境で業務を行える。
無線ネットワーク基盤は中央データセンターをベースに構築した。2026年は竜山、麻谷、上岩の各社屋で運用を始め、今後は全国の社屋へ順次拡大する。無線機器(AP)と給電機器を追加設置すれば、地域事業所まで同一環境を広げられる設計とした。
カク・ヒョシン アーキテクチャラボ長は「今回のWi-Fi 7移行は、業務環境を無線中心へ転換するインフラ刷新だ」とコメントした。その上で、「AIやクラウド基盤の業務環境に対応できるネットワーク競争力を継続的に強化していく」としている。