動画生成AIを手掛けるRunwayは、ChatGPTやClaudeなど外部の対話AIから同社の動画生成機能を利用できる「Runway MCP」を公開した。対話で動画の設定を詰め、入力した画像をそのまま生成に使えるようにする。
28日付のGigazineによると、ユーザーは対話AI上で動画のスタイルやシーン構成を指定し、そのまま動画生成を実行できる。チャット中に入力した画像もRunwayの動画生成モデルに引き渡せるという。
今回のポイントは、Runwayの機能を自社プラットフォームの外でも使えるようにした点だ。MCPは、AIと外部サービスを接続し、チャットインターフェース内から別サービスの機能を呼び出せる仕組み。Runwayはこれにより、画像や動画の生成機能をChatGPTなどの外部AI環境から利用可能にした。
ChatGPTとの連携では、AIとの対話を通じて動画のスタイルや場面構成を設定し、そのまま生成まで進められる。チャット内で入力した画像も活用でき、テキストでの指示から視覚素材の投入、動画生成までを一連の流れで完結できるとしている。
利用手順は比較的シンプルだ。ChatGPTのサイドバーにある「アプリ」メニューからRunwayを検索して接続し、Runwayのアカウントでログインすれば、その後はChatGPT内からRunwayの機能を呼び出して動画を生成できる。
対応先はChatGPTにとどまらない。Runwayは、Runway MCPがChatGPTに加え、MCPに対応する複数の対話AIやAIエージェントでも動作すると説明した。ClaudeやCursorなど、他のAI環境からもRunwayの機能を利用できるという。
こうした動きは、生成AIサービスの競争軸が単体モデルの性能だけでなく、作業全体のつながりや使い勝手へ広がっている流れを映す。Runwayも、独立した動画生成サービスとして提供するだけでなく、ユーザーが日常的に使う対話インターフェースの中に機能を組み込む方向に踏み出した格好だ。
これにより、動画生成の使い方も変わる可能性がある。別のプラットフォームに移ってプロンプトを入力するのではなく、チャットの中でアイデアを整理し、参考画像を添えて、そのまま生成まで進める流れが広がりそうだ。
一方、利用できる範囲はMCPへの対応状況に左右される。Runwayは、MCP対応の対話AIやAIエージェントで利用できるとしており、対応プラットフォームが増えれば、動画生成機能へのアクセスも広がるとしている。