XRP 写真=Shutterstock

XRPは1.65ドル(約248円)近辺の主要レジスタンスを突破できず、相場の分岐点に差しかかっている。ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が27日(現地時間)に報じた。市場では、1.36ドルを下回る展開が続けば1.10ドル(約165円)や0.87ドル(約131円)まで下押しする可能性がある一方、上昇基調を取り戻すには1.65ドルの回復が条件になるとの見方が出ている。

市場アナリストのキャシトレイズはX(旧Twitter)への投稿で、XRPが過去4カ月にわたり1.65ドルのレジスタンスラインに何度も阻まれてきたと指摘した。同水準は強い上値抵抗として意識されているという。

チャート上でも、XRPは2月以降、4時間足ベースで収れんするレンジ相場が続いている。高値は切り下がる一方、安値は切り上がっており、値幅は徐々に狭まっている。

反発局面でも上値は重い。高値は1.53~1.65ドルのフィボナッチ・ゴールデンポケット近辺で伸び悩み、2月5日の1.67ドル、3月17日の1.60ドル、5月14日の1.55ドルと、戻り高値は切り下がってきた。

懸念材料は、下値支持も弱まっている点だ。XRPはこの4カ月間、下落圧力を受け止めてきたサポート帯を割り込み、足元では1.36ドルのサポートも下回っている。

キャシトレイズは「時間は多く残されていない」として、1.65ドルを回復できない状態が長引くほど、中長期のより低い支持帯まで下押しする可能性が高まるとの見方を示した。

同氏が次のサポート水準として注視するのは、1.10ドルと0.87ドルだ。現在値に対してそれぞれ17%、34%低い水準で、フィボナッチ・リトレースメントの0.78、0.85のゾーンとも重なるという。

アナリストのアリ・マルティネズも、さらに下落した場合には0.73ドル(約110円)のサポートを注視しているとしており、市場ではXRPの下振れリスクを警戒する見方が続いている。

一方で、強気シナリオが完全に消えたわけではない。キャシトレイズは、中長期の支持帯を再テストした後に上昇ラリーへ移行する可能性もあるとみている。

もっとも、上昇転換を確認するうえで最大のポイントは、1.65ドルを回復できるかどうかにある。レジスタンスを明確に上抜けし、その水準をサポートに転換できれば、次の上昇局面に必要なモメンタムが確認されるとの見方だ。

上値余地も1.65ドル回復の成否で変わる。現在の1.33ドル(約199円)から1.65ドルを回復した場合、上昇余地は約24%となる。

また、1.10ドルまたは0.87ドルで反発した後に上昇トレンドが続く場合、上昇率はそれぞれ50%、89%に達する可能性があるという。

市場の焦点は、長く続いた収れん相場が上放れと下放れのどちらに向かうかに移っている。キャシトレイズは、XRPが狭まるレンジの中で長期間横ばい推移を続けてきたとして、相場が近く方向感を鮮明にする可能性が高いと分析した。

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