Bitcoin 写真=Shutterstock

Bitcoinが、グローバルM2や対金比率(BTC/XAU)との比較で割安圏にあるとの見方が出ている。一方で、M2を価格説明の中核指標とみなすことには異論もあり、評価は分かれている。

米ブロックチェーンメディアのCointelegraphは27日(現地時間)、暗号資産トレーダーでユーチューバーのロビンHDが、2026年に入ってからのBitcoinはグローバル流動性の水準に比べて過小評価されていると主張したと報じた。

ロビンHDはXへの投稿で、Bitcoinが歴史的にみても異例の割安圏で取引されているとの認識を示した。グローバルM2を基準にみた理論水準を大きく下回っているという。

その根拠として示されたのが、BTC/XAUとグローバルM2を比較したチャートだ。Bitwiseの欧州リサーチ責任者アンドレ・ドラゴシュのチャートによると、グローバルM2が過去最高圏で推移する一方、BTC/XAUは想定される推移ラインを大きく下回った。比率は適正レンジを2σ下回る水準まで低下し、Zスコアはマイナス圏に沈んだ。

Bitcoinはこれまでも、M2拡大局面で強い正の相関を示してきたとされる。値動きが常に一致していたわけではないものの、Bitcoin/ドルはマネーサプライが長期的に増加する局面で相対的に底堅く推移してきたという。ロビンHDは、この関係がなお有効であれば、足元のBitcoin価格は本来の水準を大きく下回っているとの見方を示した。

こうした見方に立てば、今後はBitcoinがグローバル流動性の動きに追随する形で、急速に見直される可能性がある。今月は株式市場が高値更新基調を続けたのに対し、暗号資産市場はそれとは異なる値動きとなった。

もっとも、M2とBitcoin価格の連動性を重視する見方には反論もある。オンチェーン分析企業CryptoQuantのリサーチ責任者フリオ・モレノは、BitcoinとM2の相関分析には構造的な問題があると指摘した。日次ベースのM2データは存在せず、時系列の変化の大部分が、実質的に増加基調が続く中国のM2に左右されると主張している。

過去の弱気相場との整合性を疑問視する声もある。取引アカウントのクリプティック・トレイズは昨年のX投稿で、2022年にはM2がピークを付ける前にBitcoinが約1万8000ドル(約270万円)近辺で先に底打ちしたと指摘した。トレーダー兼アナリストのレクト・キャピタルも、Bitcoinが2021年11月に強気相場の高値を付けた後もグローバルM2は数カ月にわたり増加を続け、ピーク到達は2022年4月だったと説明している。

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