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Ethereum強気派として知られるBankless共同創業者のデイビッド・ホフマン氏が、保有していたETHをすべて売却した。Ethereumネットワークの成長余地には引き続き前向きな見方を示す一方、ETH価格については、現在の時価総額に見合う実績がおおむね織り込まれており、今後大きく再評価される余地は乏しいと判断した。

Cointelegraphが27日付で伝えたところによると、ホフマン氏はXへの投稿で、自身がETHの全量を売却したことを明らかにした。Ethereumは現在の時価総額を正当化できるだけの成果を上げてきたものの、ETHが市場で改めて高く評価される機会は限られてきたとの認識を示した。

ホフマン氏は、これまで支持してきた「ETHはマネー」という投資ストーリーについても、すでに相当程度その力を失ったとの見方を示した。この見方は、ETHが分散性を備え、発行量を抑える仕組みによって法定通貨より優れた価値保存手段になり得る、という考え方に基づく。

ただ、価格推移はそうした期待に見合っていない。ETHは昨年8月、5000ドル(約75万円)に届かない水準で過去最高値を付けた後、足元では約2000ドル(約30万円)で推移している。直近5年の値動きもおおむねレンジ圏にとどまっている。

一方で、ホフマン氏はEthereumネットワークそのものには強気姿勢を崩していない。Ethereumは安全なブロックスペースとトークン化基盤を低コストで提供している一方、手数料や利益の大半はレイヤー2ネットワークが取り込んでいると指摘した。

その上で、今後Ethereumネットワークが大きな成果を上げる可能性はあるものの、その成功がETHトークンの価格に反映される割合は限定的になるとの見方を示した。

今回の判断を巡っては、関係者の受け止めも分かれている。Bankless共同創業者のライアン・ショーン・アダムス氏は、この決定を「一つの時代の終わり」と表現した。

また、元Ethereumコア開発者のエリック・コナー氏は、ETHがここ数年にわたり暗号資産市場全体に対して劣後してきたとして、ホフマン氏の判断は理解できると述べた。不振の背景については、プロトコル自体の根本的な欠陥ではなく、初期に大きな利益を得た投資家による継続的な売り圧力があると指摘した。

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