KOSPIが8000台に乗せるなか、韓国の上場投資信託(ETF)市場の時価総額が初めて500兆ウォンを超えた。株価上昇に加え、投資資金の流入が続いたことで市場の拡大ペースが一段と速まっている。
韓国取引所などによると、27日時点で韓国株式市場に上場するETFは1132本で、時価総額の合計は501兆1021億ウォン(約55兆1211億円)となった。
韓国ETF市場の時価総額が500兆ウォンを上回るのは、2002年10月に有価証券市場へETFが初めて上場して以来、初めて。
市場の拡大はここ数年で加速している。韓国ETFの時価総額は2023年6月に100兆ウォンを超え、2025年6月に200兆ウォンを突破した。今年1月5日には300兆ウォンを上回り、先月15日に400兆ウォンに到達。そこから42日でさらに100兆ウォン増え、500兆ウォン台に乗せた。
背景には、KOSPIの上昇基調に加え、指数連動型だけでなく、半導体、AI、ロボット、電力といったテーマ型ETFにも資金が流入したことがあるとみられる。
市場規模の急拡大に伴い、商品数も増えた。韓国で上場するETFは1000本を超え、1132本に達した。
資産運用会社各社は、国内外の主要指数に連動する商品に加え、債券型、毎月分配型、テーマ型、レバレッジ型、インバース型などを相次いで投入しており、投資家の選択肢は広がっている。
ETF市場の成長は、韓国の資本市場における投資スタイルの変化も映している。個別株への直接投資に加え、資産配分やテーマ投資、年金の長期運用手段としてETFを活用する流れが広がっている。
一方で、商品設計が複雑なETFも増えている。投資家は、連動対象となる指数、信託報酬、トラッキングエラー、乖離率、レバレッジの有無などを十分に確認する必要がある。
特に、同日上場したSamsung ElectronicsとSK hynixの単一銘柄レバレッジETFのように、値動きの大きいテーマ型やレバレッジ型の商品は、指数連動型ETFに比べて損失リスクが高くなりやすい。