8BitDoのBluetoothコントローラー「Pro 2」 写真=8BitDo

Nintendo Switch 2向けのコントローラー市場で、8BitDoの「Pro 3」が総合評価の首位に選ばれた。任天堂の純正「Switch 2 Proコントローラー」は完成度とバッテリー持続時間で優位を保つ一方、価格の高さがネックとなっており、機能と価格のバランスを重視したサードパーティー製品への関心が高まっている。

TechRadarによると、Nintendo Switch 2の発売から約1年が過ぎ、コントローラー市場の勢力図に変化が出てきた。当初は純正パッドが有力な選択肢とみられていたが、足元では価格と機能を見比べて選ぶユーザーが増え、社外品の需要が広がっているという。

とりわけ、同梱のJoy-Con 2に代わる、より安定した操作性と耐久性を備えたコントローラーを求める需要が市場拡大を後押ししたと分析している。

総合1位となったのは8BitDo「Pro 3」だ。価格は60ドル未満。TechRadarは「現時点で購入できる最高のNintendo Switch 2コントローラー」と評価した。

TMRスティックを採用し、スティックドリフトの抑制を図ったほか、トリガーロック機能、追加のマッピングボタン、交換可能なマグネット式フェイスボタンなどを備える。バッテリー持続時間は約20時間としている。

TechRadarは、価格に対して機能が充実している点を強みとして挙げた。上位モデルに搭載される機能を数多く備えながら、プレミアム製品より低い価格に抑えていることが競争力だとした。

一方、任天堂の純正「Switch 2 Proコントローラー」は、比較対象の基準となる製品と位置付けられた。価格は89.99ドルで、米国では発売後に一度値上げされたという。

背面に再マッピング可能なボタンを2個備えるほか、クイック設定メニュー機能を搭載。ジャイロ操作やNFCによるamiiboスキャンにも対応し、バッテリー持続時間は約40時間とされた。

ただ、弱点として挙げられたのは価格の高さだ。TechRadarは純正コントローラーを「依然として勧められる製品」と評価しつつも、価格負担を理由に代替製品を探す動きが強まっていると伝えた。

低価格帯では、GameSirの「Nova Lite」に注目が集まった。ホールエフェクトスティックを採用し、Bluetoothと2.4GHz無線接続に対応しながら、比較的安価な点が評価された。

半面、ジャイロ操作には非対応で、バッテリー持続時間も約10時間にとどまるという。

レトロ志向のモデルでは、「BattlerGC Pro」が評価を集めた。ニンテンドーゲームキューブ風のデザインに現代的な機能を組み合わせた製品とされ、クリック可能なサムスティックや追加のバンパーボタンによって用途の幅を広げたとしている。

また、任天堂の公式ゲームキューブコントローラーと異なり、別途「Nintendo Switch Online」への加入を必要としない点も利点に挙げた。

今回の評価からは、Nintendo Switch 2向けコントローラー市場が純正中心から多様化へ向かっている構図がうかがえる。プレミアム帯では任天堂製が引き続き強い存在感を持つ一方、コストパフォーマンスと機能面では8BitDoをはじめとするサードパーティー勢が影響力を強めている。

今後はブランドだけでなく、価格、ボタンの拡張性、バッテリー持続時間、レトロゲームとの親和性といった実際の使用感を軸に製品を選ぶ傾向が一段と強まりそうだ。

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