Kakaoは5月27日、韓国の主要大学の研究者と最新のAI技術や研究成果を共有する学術交流プログラム「Kanana Scholar Colloquium」を開いたと発表した。サービス高度化を視野に、産学連携を深める狙いだ。
同プログラムは5月22日、京畿道竜仁市のKakao AIキャンパスで実施した。
Kanana Scholarは、Kakaoが3月に立ち上げたAI協力プログラムで、韓国の主要大学でAI・コンピューティング分野を専門とする教授7人がアドバイザーを務める。今回は、KakaoのAI技術と研究の方向性を学界と共有し、産学間の交流を広げる目的で企画した。
当日は、Kakaoが自社モデルの高度化に向けた研究を紹介した。Kanana基盤モデル、エージェンティックAI、マルチモーダルモデル、AI安全性といった主要技術分野について、研究方針やサービスへの適用事例を共有し、大学との協業の可能性を協議した。
ポスターセッションには、Kanana Scholarのアドバイザーを務める教授陣が所属する韓国科学技術院(KAIST)、ソウル大学校、延世大学校、漢陽大学校の研究者が参加した。大規模言語モデル(LLM)やマルチモーダルAIに関する最新の研究成果を発表し、LLMエージェントの推論における効率性と信頼性の向上、マルチモーダルAIの安全性強化、連合学習ベースのモデル個別化、超長尺映像の理解、リアルタイムのリップシンク生成、3Dビジョンと人間・物体相互作用モデリングなどをテーマに議論した。
Kakaoは「今回のコロキウムは、同社のAI研究者と学界の研究者が最新のAI技術と研究成果を共有し、協力の可能性を議論する場となった。今後もKanana Scholarを通じて学界との継続的な交流を広げ、AI技術とサービスの競争力強化につなげていく」とコメントした。