LG Electronicsは5月27日、AIホームソリューションを車両空間に展開したモビリティ空間ソリューション「Spielraum」の体験展示を、済州の「ヘビチ ホテル&リゾート 済州」で開始したと発表した。展示は8月末まで行われる。
Spielraumはドイツ語で「遊びの空間」を意味する。KiaのPV5をベースに、LG Electronicsの家電と家具を組み合わせたモビリティソリューションで、利用者がライフスタイルに合わせて家電や家具を自由に組み替えられるのが特徴だ。
会場では、アウトドア向けの「Spielraum Glow Cabin」を公開している。車内には冷蔵庫、光波オーブン、ワインセラーを備えている。
AIホームハブ「LG ThinQ On」と連携し、音声操作で家電を制御できるという。
LG ElectronicsとKiaは、昨年のソウルモビリティショーでモビリティ空間ソリューションの高度化に向けた業務協約(MOU)を締結し、Spielraumを初公開した。両社は現在、高度化と商用化に向けて協業を進めている。
LG Electronicsは、AIホームソリューションの展開先を車両以外にも広げている。その一例が、モジュール住宅「Smart Cottage」だ。
Smart Cottageは、プレミアム家電、空調システム、IoT機器を連携させたモジュール住宅で、「LG ThinQ」アプリから空間全体を制御できる。当初は個人向けのセカンドハウス用途を想定していたが、足元では高級宿泊施設などB2B市場にも事業領域を広げている。
昨年は8坪と16坪のモデルを投入し、価格競争力を高めた。来月には20坪台の新モデルを披露する予定だ。
新モデルは、経済性と居住快適性の両立を打ち出し、田園住宅とB2B需要の双方を狙う。LG Electronicsは、70年にわたる家電事業で培った空間設計の知見とノウハウにAIを組み合わせ、車両やモジュール住宅など多様な生活空間へソリューションを広げる方針だ。
オ・ジュンファンHS CX室長は「顧客が自宅のように快適に過ごせるよう、AI家電とモビリティを融合した『Spielraum』ならではの独自の空間体験を提供していく」とコメントした。