画像=Hyperliquidのネイティブトークン「HYPE」

Hyperliquidのネイティブトークン「HYPE」が過去最高値を更新し、時価総額160億ドルに達した。DOGEを上回り、暗号資産の時価総額ランキングで9位に浮上した。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが25日(現地時間)に報じたところによると、HYPEは直近1週間で約27%、1カ月で約50%上昇した。価格は38ドルを下回る水準から、一時64ドル近辺まで上昇したという。

足元の急騰について市場では、単なる短期的な上昇ではなく、Hyperliquidの取引拡大とトークン需給の変化を織り込んだ動きとの見方が出ている。

こうした中、市場アナリストのWise Adviceは、HYPEの評価は主要暗号資産と比べてなお割安な可能性があると指摘した。

同氏は、HYPEの時価総額がXRPと同水準になれば価格は約353ドル、ビットコインと同水準になれば約6454ドルになるとの試算を示した。

また、無期限先物取引の長期的な成長余地を市場が過小評価しているとの見方も示した。投資家の多くが無期限先物の長期ポテンシャルをなお低く見積もっており、分散型の無期限先物プラットフォームがどこまで拡大できるかが、十分に価格へ織り込まれていない可能性があるとしている。

価格を支える要因としては、Hyperliquidのバイバック(買い戻し)構造も挙げられている。取引手数料収益の97〜99%をHYPEの買い戻しに充てており、累計の買い戻し額は11億6000万ドルを超えたという。

取引量の増加で手数料収益が拡大し、その収益がトークンの買い圧力につながる構図だ。

加えて、流通量の縮小観測も相場を支えている。2025年12月に提案されたバリデーター提案には、プロトコルからアクセス不能な支援基金に保管された約10億ドル相当のトークンをバーンする内容が盛り込まれた。

この提案が可決されれば、流通量が恒久的に減少する可能性がある。市場では、供給減によって希少性がさらに高まる点に注目が集まっている。

こうした材料を背景に、HYPEは他の主要暗号資産が伸び悩む局面でも相対的に強い値動きをみせた。市場参加者の間では、プラットフォームの成長ペース、活発な取引、継続的なバイバックが重なれば、上昇圧力が続くとの見方が出ている。

もっとも、これらの試算はHYPEが実際にその価格まで上昇することを示すものではなく、同じ時価総額を前提に機械的に換算した水準にすぎない。XRPやビットコイン並みの市場価値が認められるには、取引量の拡大に加え、収益の持続性やユーザー基盤、トークン需給の安定が長期にわたって維持される必要がある。

そのため市場の関心は、短期的な値上がりそのものよりも、Hyperliquidが現在の取引シェアと収益性をどこまで維持できるかに向かっている。

Wise Adviceは「HYPEがDOGEと同じ時価総額なら66ドル、TRXなら144ドル、SOLなら209ドル、XRPなら353ドル、BNBなら371ドル、ETHなら1072ドル、BTCなら6454ドルになる。Hyperliquidは本当に割高なのか。それとも、無期限取引市場の拡大余地を市場が大きく過小評価しているのか」との見方を示した。

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