画像=MoonPayのXへの投稿より

暗号資産の決済・取引インフラを手がけるMoonPayは、ChatGPTアプリ内から暗号資産を購入できる機能の提供を始めた。ユーザーはChatGPT上で、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、Solana(SOL)、USDCなどを購入できる。

ブロックチェーンメディアのCoinPostによると、MoonPayはこの機能を「ChatGPTに統合された初めてで唯一の暗号資産オンランプ」と位置付けている。

利用者はChatGPTアプリ内でMoonPayを検索し、アカウントを連携したうえで購入手続きを進める。対応するのは100種類超の暗号資産と30以上のブロックチェーンだ。

購入手続きは対話形式で進められる。チャット画面で資産の種類やチェーン、購入金額を指定すると関連項目が自動入力され、最終的な支払い確認はMoonPayのWebサイト上のチェックアウト画面で行う。

決済手段はクレジットカードのほか、Apple Pay、Google Pay、銀行振込に対応する。

すでにMoonPayのアカウントを持ち、本人確認(KYC)を済ませているユーザーは、新たな登録手続きなしでそのまま購入を続けられる。MoonPayは、ChatGPT内で手軽に暗号資産を購入できる点を打ち出している。

今回の連携は、OpenAIが2025年12月に開設したChatGPTアプリディレクトリの拡大の流れに沿うものだ。現在のChatGPT内にはKrakenやOKXなど暗号資産関連アプリもあるが、相場確認やブロックチェーンデータの参照が中心となっている。

これに対しMoonPayは、チャット内からトークンを直接購入できる点で差別化を図る。

今回の動きは、AIインターフェースが情報提供にとどまらず、実際の取引へと機能を広げつつある流れを映すものといえそうだ。対話型AIが案内役にとどまらず取引の仲介まで担う「Agentic Commerce」への広がりの中で、暗号資産の購入機能を組み込んだ事例の一つとして注目される。

暗号資産業界では、購入時のハードルを下げる取り組みが続いている。MoonPayのChatGPT連携は、利用者が別の取引所画面に移動することなく、購入意向を決済直前までつなげられる点に特徴がある。

一方で、実際の決済完了は外部のチェックアウト画面で行う仕組みで、対話型インターフェースと既存の決済インフラを組み合わせた形でもある。

ChatGPTアプリのエコシステム内で、暗号資産サービスの役割がさらに広がる可能性もある。現時点では購入機能が中心だが、今後はAIとの対話画面上で照会から決済、実行までを一気通貫で進める形が広がるかが注目される。

MoonPayはXへの投稿で、「ChatGPTのアプリディレクトリで提供を開始した」としたうえで、「ChatGPTに統合された初めてで唯一の暗号資産オンランプ」だと説明した。ユーザーはアプリ内でMoonPayを検索して接続し、任意のトークンを購入できるとしている。

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