Viva Republicaは5月25日、運営する金融サービス「Toss」で、OpenAIと共同の「AIワークショップ」を実施したと発表した。CodexやChatGPTを活用した講義に加え、社員向けのミニハッカソンも開き、オンラインとオフラインを合わせて約400人が参加した。
イベントは5月15日、ソウル市瑞草洞のTossシンノンヒョンオフィスで開催した。OpenAIの専門家による講義と、社員が参加する実践型のミニハッカソンで構成し、AIの業務活用を探った。
午前の講義は、開発者向けと非開発者向けの2つに分けて実施した。開発者向けセッションでは、Codexを使ってチームの開発業務を自動化する方法を取り上げた。
非開発者向けセッションでは、ChatGPTのワークスペース機能にあるエージェントを活用し、反復的な業務をワークフロー化する手法を紹介した。いずれのセッションも、リアルタイムの質疑応答と実習を中心に進め、講義内容をその場で試せる構成とした。
ミニハッカソンは2つのトラックで運営した。1つはAIツールそのものを設計するトラック、もう1つは実際の業務フローにAIを適用するトラックだ。開発職と非開発職の社員が共同で参加し、2時間30分にわたって各業務に活用できる事例を実装した。
受賞作の1つ「Toss Placeメニュー分類ツール」は、日々発生する数千件規模の加盟店商品データを、AIエージェントが自動で分類する仕組み。分類したデータは、業種トレンドや店舗特性の分析に活用するという。
別の受賞作は、AIエージェントがコード作成から動作検証までを自動で担う開発支援ツールだった。同社は、いずれの事例もAIを単なる補助ツールにとどめず、実際の業務プロセスに組み込んだ点に意義があると説明している。
Tossは今回の取り組みを踏まえ、実際のビジネス課題にAIを適用する実習型プログラムを継続的に模索する方針だ。今後はOpenAIと共同で、ハッカソン形式のセッションについても議論を進める。
Toss関係者は「AIを迅速かつ柔軟に試せるよう、社内学習と外部との協業を拡大している」とコメントした。その上で「メンバーが生み出したAI活用が、Tossユーザー向けサービスの変化につながるよう、今後もAI関連の試行と実験を支援していく」としている。