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XRPが2026年にかけて長期的なサポート水準を改めて試す可能性があるとの見方が出ている。米ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは23日(現地時間)、暗号資産アナリストのChartnerdが長期ガウシアンチャネルを根拠に、XRPが来年中に中間回帰帯へ接近する可能性を示したと報じた。

Chartnerdの分析の軸となっているのは、大幅上昇の後に価格がチャネル中心線付近へ戻る動きが過去にも繰り返されてきた点だ。長期チャートでは、前回サイクルの高値形成後に価格が緑色で示した中間回帰帯まで下落した例を挙げ、過熱局面の後にはサポート帯へ回帰しやすい傾向があると説明した。この動きを同氏は「家に帰ってくる」と表現している。

同氏は、過去の値動きからみて、2026年のどこかでXRPがガウシアンチャネルの中間回帰帯へ戻る可能性は高いと指摘した。足元の価格は中間線を上回っており、現在のサイクルが2026年まで続く場合は、同様のパターンが再び意識されるという。

一方、短期の相場は軟調だ。XRPは1.31ドル(約196円)近辺で推移し、1.20ドル台へ下押しされるリスクが意識されている。直近24時間では4%下落した。ビットコインが7万4000ドル(約1110万円)まで下落し、暗号資産市場全体に売りが広がった流れが重なった。

投資家心理も悪化している。暗号資産の時価総額は2.37%減少し、CoinMarketCapの恐怖・強欲指数は35まで低下、「恐怖」圏を示した。足元の軟化はXRP固有の材料というより、市場全体のリスク回避ムードが主因とみられる。

もっとも、今回の分析は短期的な値動きではなく、あくまで長期構造に焦点を当てたものだ。Chartnerdは、今回のサイクルが本当に過去と「異なる」のであれば、XRPは13年以上続いてきた市場構造を崩す必要があると指摘した。月足ベースのガウシアンチャネルについても、より大きな循環トレンドが変わらない限り、有効性は維持されるとの見方を示した。

調整局面の水準についても具体的な見通しを示している。次の大きな下落局面では、XRPが0.70ドル(約105円)近辺を再び試す可能性があると予想した。XRPはすでに高値の3.65ドル(約548円)から60%超下落している。過去の分析では、この水準が底打ちにつながれば、その後に2桁ドル台まで反発する可能性にも言及していた。

今後の焦点は大きく2つある。短期的には、ビットコイン安と市場全体の弱さがXRPを1.20ドル台まで押し下げるか。長期的には、ガウシアンチャネルの中間回帰帯が2026年にも実際のサポートとして機能するかだ。過去のサイクルをなぞるのか、それとも異なる値動きに移行するのかが、今後の価格形成を左右しそうだ。

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