写真=KakaoBank・KakaoPay

Kakaoの金融系列会社であるKakaoBankとKakaoPayが、1〜3月期にそろって四半期ベースの過去最高益を更新した。利用者基盤の拡大に加え、収益源の多様化とデータ活用型サービスの伸長が業績を後押しした。

KakaoBankの1〜3月期の純利益は前年同期比36.3%増の1873億ウォン(約206億円)、KakaoPayは同141.5%増の347億ウォン(約38億円)だった。いずれも四半期ベースで最高となった。

両社は事業構造こそ異なるものの、利用者数の増加、収益源の多様化、データ基盤サービスの拡大という3つの要因が共通して業績を押し上げた。

KakaoBankでは、非金利収益が3029億ウォン(約333億円)となり、初めて3000億ウォンを超えた。収益に占める比率も37%まで上昇し、金利収益中心から、手数料やプラットフォーム基盤の収益へと裾野が広がっている。

利用者指標も伸びた。1〜3月期の顧客数は2727万人、月間アクティブユーザー数(MAU)は2032万人だった。

「モイム通帳」や「ウリアイ通帳」などの預金商品に加え、非対面サービスの利用拡大が新規顧客の獲得につながったとみられる。利用者の増加は預金の積み上がりにもつながり、預金残高は69兆3560億ウォン(約7兆6291億円)と、3カ月で1兆ウォン超増えた。

一方、KakaoPayは高い増益率とともに、収益構造の変化も鮮明になった。1〜3月期の売上高は前年同期比41.7%増の3003億ウォン(約330億円)で、営業利益率は10.7%と2桁に乗せた。

プラットフォーム部門の売上高は、広告や通信仲介事業の伸びを中心に67%増加した。利用者データに基づくパーソナライズドサービスが増収に寄与した。

日次アクティブユーザー数(DAU)は前年同期比8%増の669万人で、ユーザー当たりの取引件数も同35%増えた。証券サービスの活性化や決済先の拡大、利用者向け特典の強化が幅広い領域で成長を支えた。

この結果、KakaoBankは利用者基盤の拡大と収益構造の分散を通じて安定した成長を示した。KakaoPayは決済、金融、プラットフォームの各事業が伸び、成長率と収益性の改善が同時に進んだ。

KakaoPayのシン・ウォングン代表は「データ基盤の事業モデルと新たな成長エンジンが本格的に立ち上がった」としたうえで、「技術革新を企業価値の向上につなげ、強い成長モメンタムを維持していく」と述べた。

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