XRPが2026年中に0.70〜0.90ドルのレンジで下値を固めた場合、その後の上昇局面で8ドル、13ドル、最大27ドルまで値を伸ばす可能性がある――。こうした見方を市場分析家のチャート・ナード氏が示した。The Crypto Basicは5日(現地時間)に報じた。
同氏は、XRPが長期サイクルではなお調整局面にあると分析している。重要なサポートを確認した後、大幅な反発局面に移行する可能性があるという。
分析の軸となるのは、XRPが過去10年以上にわたり、一定の価格サイクルを繰り返してきた点だ。同氏は、下落の後に強い上昇へ転じる流れが何度も見られたと指摘。足元では正確な底値を当てることよりも、どの水準で価格が安定するかが重要だとしている。
その根拠として挙げたのが、長期の上昇トレンドラインだ。約13年にわたり、XRPは弱気相場でこのサポートライン付近まで下落した後、力強く反発してきたと説明する。XRPは「上昇」「調整」「再上昇」というパターンを繰り返してきたとの見立てだ。
過去の値動きも同様だったという。XRPは2013年に0.0614ドルまで上昇した後、2014年、2015年、2017年にかけて複数回サポートラインを試し、その後は0.14〜0.40ドルのフィボナッチ目標レンジに到達した。当時は0.003〜0.04ドルの狭いレンジでもみ合う期間が長く、その後に上放れる展開がみられたとしている。
次のサイクルでも似た動きが続いた。XRPは2018年に3.31ドルの高値を付けた後、2020年には0.10〜0.12ドル水準まで下落。その後あらためてサポートラインを形成し、この水準は現在まで維持されていると同氏はみている。2020年の反発局面では0.10ドルから2021年に2ドルまで上昇したほか、その後も約0.30ドルから1ドル近辺、約0.40ドルから2025年7月の3.60ドルまで上昇したとしている。
足元の調整について同氏は、構造的な崩れではなく、再度の調整局面と位置付ける。「XRPがゼロに向かう流れではない」とし、長期トレンドでは安値が切り上がっていると強調した。弱気相場では、下降ウェッジやチャネルなど収束型のパターンが現れた後、上抜けにつながるケースが多いとも述べた。
短期的には1.80〜2.00ドルレンジまで反発する可能性があるとみている。ただ、この反発は本格的なトレンド転換ではなく、一時的な戻りにとどまる可能性が高いという。2026年後半にかけては再び下値を試す展開も想定しており、底打ちの時期として2026年第2四半期または第3四半期を挙げた。主要サポートは0.70〜0.90ドルとしている。
もっとも、同氏はこのレンジまでの下落を悲観する必要はないと指摘する。0.70〜0.90ドルへの下落はサイクル上で一般的な動きであり、むしろ機会だと評価した。XRPは過去にも同程度、あるいはそれ以上の下落を経た後、より強い回復を見せてきたという。
価格目標はフィボナッチ拡張を基準に示した。XRPが0.80ドル近辺で下値を固めた場合、8ドルは約9倍、13ドルは約16倍の上昇に相当する。1.618の水準では27ドルまで上昇余地があるとの見方だ。仮に底値がより高い水準で形成された場合でも、約5倍から20倍程度の上昇余地は残るとしている。
一方で、下落シナリオとは別に、上方向へ早期転換する条件も示した。XRPが1.80ドル、2.00ドル、2.40ドルといった重要な価格帯を上抜ければ、見通しは変わり、想定より早く強気局面に入る可能性があるという。2026年の方向感は、0.70〜0.90ドルのサポート確認に加え、上値抵抗を実際に突破できるかどうかが焦点になる。
同氏は「2020年以降、XRPの主要なマクロ反転は一貫して白い上昇サポートライン上で形成されてきた。こうした『タッチ・アンド・ゴー』の局面は有力な機会になり得る。将来のフィボナッチ拡張の目標は1.272、1.414、1.618で、それぞれ8ドル、13ドル、27ドルに相当する」と述べた。