画像=9to5Mac(iPhone 18 Proのダークチェリーカラー予想レンダリング)

Appleが、メモリ価格の上昇が続く中でも、今秋発売が見込まれる「iPhone 18 Pro」シリーズで価格維持を検討していることが分かった。Androidメーカーの一部が値上げや廉価モデルの縮小を迫られる中、Appleは価格競争力を維持し、シェア拡大につなげる狙いとみられる。

米ITメディアの9to5Macは5月1日(現地時間)、アナリストのジェフ・プー氏の最新レポートを引用し、Appleの次期フラッグシップモデル「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」の価格戦略を報じた。

レポートによると、AppleはAI需要の拡大でメモリの需給が逼迫し、コスト上昇圧力が強まる中でも、主力のProモデルで基本価格を維持する方向で検討している。部材高を理由に新製品を値上げしたり、低価格帯モデルの展開を絞ったりするAndroidメーカーとは対照的な動きとなる。

スマートフォン市場では、高性能メモリの需要増を背景に、メモリ価格の上昇が各社のコストを押し上げている。AI関連機能の拡大で高性能メモリの需要が急増する一方、供給には限りがあり、価格上昇に拍車がかかっているためだ。

この影響で、一部のAndroidメーカーは新製品の販売価格を引き上げているほか、採算性の低い普及価格帯モデルの投入縮小に踏み切る可能性も指摘されている。こうした動きが、Android陣営全体の市場規模の縮小につながるとの見方もある。

こうした環境下でも、Appleは主力モデルの価格維持を選ぶ可能性が高い。ジェフ・プー氏は、iPhone 18 Proが1099ドル、iPhone 18 Pro Maxが1199ドルからと、現行の価格帯を維持する公算が大きいと分析している。

前モデルと同水準の価格設定となれば、Appleが一定の利益率低下を容認してでも価格競争力を優先し、シェア防衛・拡大を狙っているとの見方が成り立つ。この見立ては、ミンチー・クオ氏ら主要アナリストの見解とも一致する。

一方でAppleは、価格維持と収益確保を両立させる戦略も並行して進めるとみられる。基本構成のモデルは価格を据え置いて購入のハードルを下げる一方、より大容量のストレージを搭載した上位構成では値上げし、採算を補う構図だ。

さらに、超高価格帯の「iPhone 18 Ultra」が追加される可能性も取り沙汰されており、平均販売単価(ASP)の上昇も見込まれている。

全体としてみると、Appleの戦略は値上げ圧力に直面するAndroidメーカーの弱みを突くものといえる。競合各社が価格上昇による需要減に直面する間、Appleは相対的に安定した価格を維持しながら、乗り換え需要の取り込みを進められる可能性がある。

足元では、Android端末からiPhoneへの乗り換え需要の増加も観測されている。Appleが今回の価格戦略を通じて、プレミアムスマートフォン市場での影響力を一段と強める可能性がある。

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