外貨決済フィンテック企業のTravelWalletは5月6日、日本で正式にサービスを開始したと発表した。日本市場をグローバル展開の足がかりと位置付け、クロスボーダー決済基盤の構築を加速する。
同社は今回の日本進出について、単なる海外展開ではなく、これまで培ってきた外貨・決済技術をグローバル市場へ広げる第一歩と位置付けている。
TravelWalletによると、日本は主要先進国と比べてパスポート保有率が低く、海外旅行市場にはなお成長余地がある。足元では海外旅行需要も増加傾向にあるという。
また、韓国との人的・商業的な往来が活発である点も、サービス立ち上がりの追い風になるとみている。日本の利用者が海外旅行時の両替や決済で感じる不便の解消に注力する方針だ。
同社は日本に続き、年内の米国でのサービス開始も目指す。日本と米国をそれぞれアジア、北米市場の拠点とし、顧客接点を広げながら、国際決済インフラを段階的に拡大していく考えだ。
今後は日本と米国を中心に、海外での売上拡大と取引データの蓄積を進め、法人向け金融クラウドSaaS事業とのシナジー強化にも取り組む。TravelWalletの代表は「日本進出を起点に、世界各国間の送金と決済を一体でつなぐグローバル決済インフラの構築を目指す」としたうえで、「利用者の利便性を高める多国籍デジタルウォレットサービスを継続的に高度化していく」と述べた。
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