Circleは4月17日(現地時間)、ネイティブUSDCをブロックチェーン間で1対1で送金できる公式クロスチェーンサービス「USDC Bridge」の提供を開始した。Circleのクロスチェーン転送プロトコル「CCTP」を基盤とし、手数料の事前表示や送金状況の可視化にも対応する。
The Block Cryptoによると、USDC Bridgeはラップド資産や合成資産を介さず、ネイティブUSDCを1対1のバーン・ミント方式で別チェーンへ移す仕組みを採用する。送金元チェーンでUSDCをバーンし、送金先チェーンで同量のUSDCを新たに発行することで、チェーン間の移転を実現する。
Circleは、USDC Bridgeについて、送金コストの見通しを立てやすく透明性も高いサービスだと説明している。送金前に手数料を確認できるほか、処理の進捗も追跡できる。送金先チェーンで必要となるガスの処理も自動化するという。
同サービスは、CCTPをより使いやすくするための公式インターフェースという位置付けだ。CCTPは、Circleが自社ステーブルコインをチェーン間で移転するために2023年に投入したインフラで、その後は対応チェーンを広げ、昨年にはV2へ更新した。
取引コストは設定によって異なる。例えば、EthereumメインネットからOptimismへ20ドル相当のUSDCを送る場合、費用は約0.20ドルだった。Circleは、サービス自体の利用料は徴収しないとしている。
ただし、CCTPを使った送金では、送金元チェーンと送金先チェーンの双方で通常のガス代が発生する。高速送金を選んだ場合は、コストが上振れする可能性もある。
CCTPは、Ethereum、Avalanche、Solana、Monad、Seiなどのレイヤー1に加え、Base、Polygon、HyperEVM、Ink、UnichainなどのEVM系レイヤー2に対応する。一方、USDC Bridgeは提供開始時点ではEVM対応チェーンに限られるとみられる。
このため、Solanaは対象外となる一方、SeiやMonadのようにEVMをサポートするチェーンは対象に含まれる。
USDCは時価総額で第2位のステーブルコイン。Circleはこれまで、数十のチェーンやPolymarketなど一部アプリケーション上でUSDCをネイティブ発行してきた。