AgileSoDAは4月17日、追加のモデル学習なしで導入できるAI文書処理自動化プラットフォーム「Agentic OCR」の提供を開始したと発表した。文書種別の追加を当日中に行える点を特徴とし、LLMとVLMを活用して文書の分類や情報抽出を自動化する。
従来のAI OCRでは、文書種別ごとに学習データを集め、モデルを個別に学習させる必要があった。書式が少し変わっただけでも一から再学習が必要になるケースがあり、文書種別の追加には数週間から数カ月かかることが課題だった。
同社によると、Agentic OCRでは担当者が「氏名」「契約日」「金額」などの抽出項目を定義するだけで、LLMとVLMが文書内の該当情報を自動で抽出する。サンプル文書をアップロードすれば、文書分類や抽出項目定義のたたき台も自動生成するという。
コード作成や追加の学習データは不要で、担当者は生成結果を確認・修正するだけで当日から運用を始められるとしている。
社内評価では、定型・非定型を含む20種類の文書を対象に、文書分類で98%、情報抽出で95%以上の精度を確認した。
Choi Dae-woo代表は「企業の業務は結局、文書から始まる」としたうえで、「Agentic OCRは既存OCRの延長線上にある単なる情報抽出ツールではない。RAG基盤のチャットボットや文書照合・分析、業務自動化まで、文書を起点に企業業務全般をカバーする『文書エージェンティックプラットフォーム』への出発点だ」と述べた。
AgileSoDAは2026年4~6月期までにAgentic OCRのパイロット顧客を拡大し、単純な文書処理にとどまらず、企業の業務自動化に向けた文書ベースのエージェントを開発・展開・運用する「文書エージェントプラットフォーム」へ発展させる方針だ。