Samsung Electronicsは4月16日、SmartThingsのアップデートを実施し、離れて暮らす家族を見守る「Family Care」の機能を拡充したと発表した。新たに遠隔見守り機能や「Care on call」「Care Insight」を追加したほか、Galaxyのパーソナライズド・ブリーフィング機能「Now Brief」との連携も強化した。
Family Careは、SmartThingsに連携した家電やモバイル機器を活用し、離れて暮らす家族の活動通知、服薬や通院予定の通知、位置情報に基づく通知などを提供するサービスだ。
新機能の「Care on call」は、見守り対象の家族に電話をかける際、発信前のポップアップ画面に家族の状況を表示する。その日の最初の活動時刻、直近の活動時刻、歩数、天気などを確認できる。対応端末はOne UI 8.5以降を搭載したGalaxyスマートフォンで、インターネット通話には対応しない。
あわせて、家庭内機器を使った遠隔見守り機能も導入した。家族の自宅に設置したエアコン、空気清浄機、除湿機、加湿器などの状態をもとに、室内の温度・湿度や空気質を確認できる。機器の利用パターンに異常があった場合は、見守る側に即時通知する。
遠隔操作を設定していれば、対象機器を直接操作することも可能だ。加えて、室内の温度や湿度が適正範囲を外れた場合や、前週と比べて活動量や機器の使用量に大きな変化があった場合にアラートを出す「Care Insight」も導入した。
2026年モデルのロボット掃除機「Bespoke AI Steam Ultra」を活用した「安心パトロール」機能も、Family Careと連携させた。一定時間、家族の活動の兆候が確認されない場合、ユーザーに通知するとともに、安心パトロールを起動できるようにする。
このロボット掃除機は搭載カメラで床に倒れている人を検知できるほか、スピーカーとマイクを通じた双方向通話にも対応する。
同社は、Galaxy向けのパーソナライズド・ブリーフィングサービス「Now Brief」との連携も拡大した。従来のホームインサイト、エネルギー、睡眠環境レポートに加え、ホームセキュリティ、Family Care、ペットケアの情報もNow Briefで確認できるようにした。
これによりユーザーは、機器の状態やエネルギー使用量、ドアロックやドアセンサーに基づくセキュリティ情報に加え、親の日常活動や愛犬の散歩情報などをまとめて把握できる。
Now Briefは、2024年以降に発売したテレビと、2021年以降に発売したFamily Hub冷蔵庫にも年内に順次対応する。テレビの近くに立つ、またはFamily Hub冷蔵庫の画面に触れるかドアを開閉すると、Now Briefの画面が自動で立ち上がるとしている。
Samsung ElectronicsでAIプラットフォームセンターのSmartThingsチーム長を務めるチョン・ジェヨン副社長は、「当社の人工知能技術は、日常の利便性を高めるだけでなく、自分や家族を安心して見守れるよう支援する」とコメント。「SmartThingsを通じた差別化サービスを今後も拡大していく」と述べた。