写真=Shutterstock

Sectigoは、既存の証明書運用環境を維持したまま、量子耐性暗号(PQC)に対応したSSL/TLS証明書を発行・管理できる機能「Private PQC」の提供を開始した。SiliconANGLEが4月14日付で報じた。

背景には、GoogleとCloudflareがPQC移行の目標時期を2029年に設定した動きがある。Sectigoは、多くの企業が今後12カ月以内にPQC関連施策へ予算を振り向ける計画を持つ一方、分断されたレガシー環境や負荷の高いセキュリティ部門が、計画の実行を難しくしているとみている。

同社によると、Private PQCは既存インフラをそのまま活用しながら、新たなツールの導入や運用リスクの増加を避けつつ、実運用に近いワークフローでPQC証明書を検証できるようにする。

ユーザーはSectigo Certificate Manager上で既存の企業ポリシーを維持したまま、PQC証明書を通常の証明書と並行して管理できる。

Sectigoのフィールド最高技術責任者(CTO)、ヘンリー・ラム氏は「主要プレイヤーがPQC移行のスケジュールを前倒しする中、企業には量子コンピューティングによる脅威が現実化する前に、管理された低リスクな方法で量子耐性証明書を検証する手段が必要だ」と述べた。

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