写真=13日、ソウル市汝矣島のKiwoom Securities本社で3者業務協約を締結したLG AI研究院、LSEG、Kiwoom Securities。左からニコラス・ファルマーニュ氏、イム・ウヒョン院長、オム・ジュソン代表。

LG AI研究院は、LSEG、Kiwoom Securitiesと提携し、個人投資家向けの金融AIエージェントサービスを共同で展開する。銘柄別の予測スコアに加え、その判断根拠を示す解説も提供し、「説明可能なAI投資」の商用化を目指す。

3社は13日午後、ソウル市汝矣島のKiwoom Securities本社で業務協約を締結した。

提携の柱の1つは、Kiwoom Securitiesの投資家向けプラットフォームにおけるリテール向けAI投資インサイトの高度化だ。個人投資家が理解しやすい形で、銘柄ごとの予測スコアと解説を提供する。

あわせて、AIとデータプラットフォームの強みを組み合わせ、資産管理に特化したAIソリューションの拡充も進める。資産管理分野で活用できる新サービスの共同開発も検討する。

さらに3社は、AIベースの投資サービス市場で業界標準の確立を視野に、共同マーケティングにも取り組む方針だ。

各社は今回の提携について、個人投資家向けの「説明可能なAI投資(Explainable AI Investing)」サービスとしては韓国内で初の商用化事例になる可能性があるとみている。

LG AI研究院は、単に予測スコアを算出するだけでなく、その理由まで示す金融AIエージェント「EXAONE-Business Intelligence(EXAONE-BI)」を活用し、パートナー企業とともに説明可能なAI投資サービスを展開していく考えだ。

Kiwoom Securitiesのオム・ジュソン代表は、AI技術とグローバルデータを組み合わせた投資サービスを通じて、個人投資家がより容易に投資判断を行える環境の整備を目指すと述べた。

その上で、資産管理サービスとプラットフォームの高度化を継続し、顧客の投資利便性と活用度を高めていく方針を示した。

LSEGでGlobal head of Salesを務めるニコラス・ファルマーニュ氏は、今回の提携を金融エコシステム全体により大きな価値をもたらす重要な転換点だと位置付けた。

同氏は、LGのEXAONE-BIについて、予測と解説を同時に提供できる点が既存サービスとの差別化要因だと説明。Kiwoom Securitiesとの提携を通じて、韓国のリテール投資家により透明性が高く、分かりやすいAI投資体験を提供できるとの期待を示した。

LG AI研究院のイム・ウヒョン院長は、金融AIエージェントでは精度に加え、説明可能性と信頼性が重要だと強調した。

また、EXAONE-BIについては、複数の専門家エージェントが連携し、分析から予測、レポート生成まで担う構造を備えていると説明。人の意思決定を支援する実用型AIエージェントへ進化していると述べた。

あわせて、LGのバーティカルAI技術がグローバル金融インフラと結びつき、実際の金融サービスに組み込まれる事例だとして、今回の提携の意義を強調した。

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