XRPは1.25~1.30ドルが下値支持として意識されるなか、テクニカル指標とオンチェーン指標の両面で底打ちを示唆する動きが出ている。もっとも、この水準を明確に割り込めば、次の下値目処として1.15ドル、さらに0.80ドルが視野に入る。
Cointelegraphが11日に報じたところによると、XRPはこの8カ月にわたり下落基調が続いている。ただ、一部の指標は過去の中長期的な底値圏に近い水準まで低下しているという。
TradingViewのデータでは、XRP/BTCの相対力指数(RSI)が24まで低下した。2025年10月以降で最も強い売られ過ぎの水準となる。過去には、日足RSIがこの水準に達した後、XRPがビットコインに対して65~345%上昇する局面があった。
XRP/BTCが長期のレンジ圏で推移している点も注目される。この価格帯は過去にも強い反発の起点となってきた。2025年6月にはこの近辺で底を打った後、XRP/BTCは61%上昇し、XRP価格も92%高の3.66ドルまで上昇した。
オンチェーン指標も同様の傾向を示している。XRPのMVRV Zスコアは足元で0近辺にある。これは多くの保有者が損益分岐点付近に位置していることを示し、売り圧力の後退と下値余地の縮小につながる可能性があるという。2021年、2022年、2024年にも同様のパターンが確認され、その後はいずれも大幅な上昇につながった。
2024年末にもMVRV Zスコアは同水準まで低下し、XRPは0.30ドル近辺で中長期的な底を形成した。その後、XRP/USDは数カ月で500%上昇し、3ドルを上回る水準まで値を伸ばした。
サイクル上の底値圏とされるMVRVの「0.80」水準に対応する価格帯は、現在1.14ドルに位置しており、2月6日に付けた15カ月ぶり安値と重なる。こうした指標は、XRPが割安圏に入りつつあり、回復基調が続けば1.70ドル超まで上昇する可能性を示している。
短期的な焦点は、1.25~1.30ドルのサポートを維持できるかどうかだ。トレーダーのチフラットは11日、X(旧Twitter)への投稿で、XRPが2026年2月初旬以降、1.30~1.25ドルの主要サポート帯を維持していると指摘した。この価格帯では約17億3000万XRPの買いが入ったとされる。
このゾーンを下抜けた場合、次の防衛ラインは1.15ドルとなる。同水準には200週単純移動平均線が位置する。XRP/USDがここを割り込めば、弱気フラッグの目標値である0.80ドルまで下押しする可能性がある。
一方で、買い手が主導権を取り戻すには、XRP/USDを1.61ドル近辺まで押し上げる必要があるとCointelegraphは伝えている。