AIセキュリティを手掛けるAIM Intelligenceは4月10日、シリーズAで100億ウォン(約10億円)を調達したと発表した。調達資金は中核人材の採用や製品の高度化に投じ、海外市場への展開とB2B事業の拡大を加速する。
今回のラウンドはSamsung Venture Investmentが主導した。既存投資家のMirae Asset Capitalに加え、新規投資家としてForest Ventures、Smilegate Investmentが参加し、計4社が出資した。
同社は、大規模言語モデル(LLM)やAIエージェント、フィジカルAIなど複数のAI領域を対象に、セキュリティを一元的に管理できる仕組みの構築に注力している。
具体的には、AIモデルや基盤サービスの脆弱性を検出するレッドチームソリューションと、AIの危険な挙動を抑えるガードレールソリューションを組み合わせ、企業のセキュリティ水準向上を支援する。
同社は今回の資金を活用し、自動化したAIレッドチーミングプラットフォームの機能拡張を進めるほか、B2B SaaS型のAIガードレールソリューションも強化する。複雑なセキュリティ設定を行わなくても企業が導入しやすい製品に仕上げ、実装を広げる考えだ。
AIM Intelligenceのユ・サンユン代表は「生成AIの導入が加速するなか、AIセキュリティはもはや選択肢ではなく、不可欠な経営課題になっている」とコメントした。そのうえで「単なるセキュリティ診断にとどまらず、企業のAI活用の過程で生じるあらゆるリスクを管理する『AI安全のグローバル標準』を構築していく」と述べた。