Hana Financial Groupは4月7日、全北革新都市を資本市場戦略の中核拠点と位置付け、資産運用や証券、受託営業、機関営業などの機能を集約した統合金融拠点を段階的に整備すると発表した。
グループの資本市場中核機能を全北革新都市に集めることで、国民年金基金との連携ビジネスを拡大すると同時に、地域密着型の金融サービス強化も進める。
同社は、全北革新都市の戦略拠点化に向け、約150人規模の人員再配置を軸に段階的に体制を整える計画だ。
具体的には、資産運用、オルタナティブ投資運用、証券、銀行の受託営業などを集約する「Hana Financial資本市場One-Roofセンター」を新設する。分散している組織と人員を全北革新都市に集約し、資本市場機能の一体運営を進める。
Hana Insuranceは、全州市完山区にある湖南圏コールセンターを全北革新都市へ移転し、顧客対応機能を集約する方針だ。
あわせて地域人材の採用も進め、人員と機能を段階的に拡大する。地域経済の活性化と雇用創出を並行して進める考えだ。
同社は、資本市場機能と顧客対応機能を組み合わせた運営基盤を整え、ベンチャー企業や革新企業向けの投資金融を強化する。将来的には、全北・全州市を国民年金基金連携金融の中核拠点として育成する構想も示した。
◆若年層の起業支援を拡充
若年層の雇用創出と起業エコシステムの活性化に向けた支援も拡大する。
「Hana 1Q Agile Lab」を通じて、全北地域の遊休スペースを活用した起業専用オフィスを整備し、メンタリングや協業、投資連携を支援する。あわせて「Hana Social Venture University」を基盤に、群山大学、円光大学、全州大学などと連携した実践型の起業教育を継続する予定だ。
小規模事業者向けには、金融・非金融の両面から支援を強化する。高効率エネルギー機器やデジタル転換関連機器の導入支援、事業所環境の改善などを通じて、地域商圏の競争力向上を後押しする。
さらに、全北信用保証財団と連携した保証付き融資を通じて資金調達へのアクセスを高め、与信支援も拡大する。経営環境の改善や売上基盤の拡充まで含めたオーダーメイド型の生産的金融、包摂金融を推進する計画だ。
Hana Financial Groupの関係者は「全北は、資本市場の成長と地域経済の活性化を同時に実現できる戦略的要衝だ」と述べた。その上で、「資本市場機能を集約した拠点を中心に、雇用、起業、小規模事業者支援、文化、教育までを含む金融エコシステムを構築していく」と語った。