米AnthropicがAIバイオテック企業のCoefficient Bioを約4億ドルで買収したと、米The Informationが2日(現地時間)、関係者の話として報じた。買収後、Coefficient BioのチームはAnthropicのヘルスケア・生命科学グループに加わり、創薬や臨床開発向けAIツールの開発を強化する。
Anthropicのヘルスケア・生命科学グループは、創薬から臨床、商業化に至るまで、バイオテクノロジー業界の業務フローを支援するツールを開発してきた。
Coefficient Bioは2025年秋の設立。AIを活用し、新薬の研究開発計画の策定や、臨床開発における規制対応戦略の管理、候補探索などを支援するプラットフォームを開発しているという。従業員数は10人未満とされる。
The Informationは今回の買収について、Anthropicが金融、サイバーセキュリティ、生命科学といった特定業界向けAIツールの構築に注力する中で実施したものだと伝えた。
Anthropicは2025年10月、ClaudeにBenchlingやBioRenderなど、研究現場で広く使われるツールとの連携機能を追加した。2026年1月には、規制関連文書の作成や臨床試験プロトコルの草案作成など、研究開発業務の自動化機能も投入している。
同社はSanofi、Novo Nordisk、Genmab、AbbVie、Allen Institute、HHMIなどの生命科学関連組織とも提携している。2026年1月には、医師や保険会社、ヘルスケア企業がHIPAA準拠環境でClaudeを医療業務に活用できるようにし、ヘルスケア分野での展開も広げた。