画像提供=LEO Flight

LEO FlightはCES 2026で、操縦免許なしでの利用を想定した1人乗りeVTOL「LEO JetBike」を披露し、予約受付を開始した。一般的なeVTOLで使われるプロペラに代えて、電動ジェット推進を採用したのが特徴だ。

Electrekの報道によると、LEO Flightは2021年設立の航空スタートアップ。「誰もが使える、速く実用的で安全な航空移動手段」を掲げる。共同創業者はこれまで、電動ジェットパック技術をベースにしたクーペ型の空飛ぶクルマ構想を打ち出し、注目を集めてきた。

今回公開したLEO JetBikeについて同社は、個人向けの現実的な空のモビリティとして位置付ける。一般的なeVTOLが採用する露出型プロペラではなく、ダクト付きの電動ジェット推進システムを採用することで、安全性を高めたと説明している。各種テストと検証を経て、商用化段階に入ったとしている。

主な仕様は、飛行高度を電子制御で約15フィートに制限し、最高速度は時速約60マイル(約96キロメートル)。1回の充電での飛行時間は約10〜15分で、騒音は約80デシベルとしている。

機体には、ライダーを保護するロールフープ型のセーフティフレームを備え、家庭用充電にも対応する。必要スペースは6.5フィート×6.5フィート程度。電源には全固体電池を採用するとしているが、量産モデルでも同じバッテリーを使うかどうかは確定していない。

操縦免許が不要となる設計も特徴の1つだ。米連邦航空局(FAA)のPart 103超軽量航空機規則に準拠するよう設計しており、一定の条件下では一般ユーザーでも飛行できるとしている。この点は、プロペラ型eVTOLを展開するJetsonやPivotalなど競合各社と同様のアプローチといえる。

共同創業者でデザイン責任者のカルロス・サラフ氏は、「従来の個人航空のハードルを下げることが目標だ。ジェット推進は安全性と操作性を両立できる」とコメントした。

同社はCESでの公開にあわせ、先着100人を対象にしたVIPプログラム「Pioneer Club」も設けた。参加者にはライブデモイベントや限定商品の提供に加え、今後の製品開発プロセスに優先的に参加できる機会を用意するという。

LEO JetBikeは、1000ドル(約15万円)の予約金で申し込める。販売価格は9万9900ドル(約1499万円)。出荷は2026年10〜12月期を予定している。CES 2026の会期中は、ラスベガス・コンベンションセンターのWest Hall 3149ブースで展示する。

LEO Flightはこのほか、年内にクーペ型の空飛ぶクルマのモデルも正式公開する計画を明らかにしており、個人向け航空モビリティ市場での製品展開の行方が注目される。

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