Appleは、廉価モデルの新型スマートフォン「iPhone 17e」を公開した。前モデル「iPhone 16e」から、プロセッサやカメラ機能、耐久性、充電機能、ストレージ容量を見直しながら、価格は599ドルに据え置いた。
米ITメディアの9to5Macは2日(現地時間)、今回の主な変更点として、性能向上、カメラ機能の強化、耐久性の改善、MagSafe対応、標準ストレージの拡大の5点を挙げた。
iPhone 17eは、従来のA18に代えてA19チップを搭載した。iPhone 17と同系統のチップで、4コアGPU構成を維持しつつ、Neural Engineを刷新。Appleは、AIモデルの処理性能が向上したとしている。
セルラーモデムもC1から「C1X」に更新した。Appleによると、C1Xは従来比で最大2倍の通信速度を実現し、消費電力は30%削減した。一方、対応する無線規格は5G(6GHz帯以下)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3で、前モデルから変わらない。
カメラでは次世代ポートレート機能を追加した。人物に加え、犬や猫も自動認識して深度情報を保存する。撮影後でも「写真」アプリ上で背景ぼかしの強さやフォーカス位置を調整できる。16eでは利用できなかった機能だ。
前面ガラスには「Ceramic Shield 2」を採用した。Appleは、耐傷性が従来比で3倍に向上し、反射防止性能も改善したと説明している。
充電まわりでは、16eで省かれていたMagSafeに再対応した。磁力で装着するアクセサリーが利用可能になり、ワイヤレス充電は従来の7.5Wから15Wに引き上げた。Qi2規格にも対応する。
ストレージ構成も見直した。iPhone 17eは256GBを標準とし、512GBモデルを用意する。前モデルは128GBからだったため、標準容量は2倍になった。価格は256GBモデルが599ドル(約8万9850円)、512GBモデルが799ドル(約11万9850円)。前モデルの同容量帯はそれぞれ699ドル、899ドルだったため、実質的には値ごろ感が高まった格好だ。
一方で、前モデルから据え置いた仕様もある。ディスプレイは6.1インチで、画面上部はノッチを継続採用し、Dynamic Islandには対応しない。カラーはブラック、ホワイト、新色のソフトピンクをそろえる。
バッテリー駆動時間も、最大26時間の動画再生で前モデルと同水準とした。20W以上のアダプターを使えば、30分で最大50%まで充電できる。重量は169gで、前モデルからわずかに増えた。
9to5Macは、上位モデルのiPhone 17と比べれば機能差はなお大きいとしつつ、標準ストレージの拡大、MagSafe対応、A19搭載によって、16eからの商品力は着実に高まったと評価している。
市場では、今回の発表を受けて16eの流通在庫価格がさらに下がる可能性も指摘されている。Appleが廉価ラインでもコストパフォーマンスを重視する姿勢を強めたとの見方も出ている。