Onsemiが、AI半導体向けの電力技術を手がけるスタートアップFerricの買収を10億ドル(約1500億円)規模で協議している。The Informationが10月27日(現地時間)に報じた。
報道によると、協議は数日中にまとまる可能性がある。ただ、条件が見直される可能性や、交渉が破談に終わる可能性も残っているという。
取引手法などの詳細は明らかになっていない。Ferricの業績目標の達成に応じた追加支払い条項が盛り込まれる可能性もあるとしている。
同分野では再編の動きが広がっている。競合のAnalog Devicesは5月、AI半導体の電力効率を高める機器を開発するEmpower Semiconductorを15億ドル(約2250億円)で買収すると発表していた。
Onsemiは、自動車、工場、AIデータセンター向けに電力管理半導体を供給している。データセンターの消費電力が拡大するなか、半導体各社は電力損失を抑えながらチップに電力を供給できる新技術の確保を急いでいる。
Onsemiの前期売上高は60億ドル(約9000億円)。足元では事業領域の拡大を進めており、10月には上場企業Synapticsを現金57億ドル(約8550億円)で買収すると発表した。The Informationによると、Synapticsの買収により、スマート機器向けセンサーやプロセッサの販売拡大につなげる考えだ。
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