画像=Discord

Discordは、大規模な公開サーバー内の会話がGoogleなどの検索エンジン経由で見つかるよう、運用方針を変更する。利用者が有用な情報にたどり着きやすくする狙いがある一方、コミュニティ外にも発言が広く露出することへの懸念も出ている。

Discordと海外メディアの報道によると、対象となるのは、参加者が1000人以上で、招待なしで参加でき、公開ディレクトリに登録されている「ディスカバラブルサーバー」だ。

Discordは11月16日から、対象サーバーごとにWebページを設け、公開チャンネルの会話要約を掲載する。さらに12月中旬からは、対象チャンネルに投稿された個別メッセージも、同社のWebページや検索結果に表示される可能性がある。

ただし、この方針の適用前に投稿されたメッセージは対象外とする。公開されるメッセージには、ユーザー名やアバターは表示されない。

Discordは、オンラインコミュニティがオープンな掲示板から各コミュニティの独自サーバーへ移った結果、有用な回答を見つけにくくなったと説明する。価値ある情報がDiscord内の会話に埋もれ、インターネット利用者が検索経由でアクセスしづらくなっていたためだとしている。

この変更に対する利用者の反応は分かれている。公開サーバーでの会話であっても、想定したコミュニティの外へ拡散することを懸念する声がある一方、コミュニティの分散で情報を検索しにくくなっていたとして歓迎する声もある。

今回の方針は、技術的な議論やユーザー支援、プロジェクト告知にDiscordを活用する暗号資産コミュニティにも影響する可能性がある。CointelegraphがDiscordの公開ディレクトリを確認したところ、「暗号資産」タグの付いたサーバーは約800件、「トレーディング」は約1400件、「金融」は700件超だった。

Discordによると、ディスカバラブルサーバーは全体で6万3000件を超える。

ユーザーは、ユーザー設定の「データとプライバシー」から、「ディスカバラブルチャンネルの自分のメッセージ内容をWebページに表示」をオフにすることで、自分のメッセージが表示されるのを制限できる。この設定は、参加しているすべてのディスカバラブルサーバーに適用される。

韓国、オーストラリア、欧州連合(EU)・欧州経済領域(EEA)、英国、カナダ、ブラジルの利用者については、初期設定でこの機能がオフになっている。未成年ユーザーも対象外とする。

機能を後からオフにした場合でも、オンの状態で投稿したメッセージは引き続き表示される可能性がある。該当メッセージを削除すればDiscordのWebページからは取り除かれるが、検索エンジンのキャッシュやコピーは一定期間残る場合がある。

サーバー運営者は、サーバー設定の「Web公開設定」(Web Presence)から、特定チャンネルまたはサーバー全体のWeb上での表示を止められる。会話要約機能も個別にオフにできる。

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