ビットコイン現物ETFへの資金流入が持ち直した。直近2日間で計7億7400万ドルが流出した後、足元では1億1000万ドルの純流入に転じた。ただ、10月累計ではなお純流出が続いている。
Cointelegraphが27日(現地時間)に報じたところによると、ビットコイン価格の変動が続き、市場心理も弱含むなかで、現物ETFへの資金は1日ベースで反発した。
一方、月間ベースでは流出超の状態が続く。SoSoValueの集計では、10月初日から同日までのビットコイン現物ETFの累計純流出額は約2億200万ドルだった。日次では流入に転じたものの、月間ではなお資金流出基調にある。
ビットコイン相場も軟調に推移した。この日は一時7万9595ドルまで下落し、その後は8万800ドル前後で推移した。直近1週間では2.63%下落している。
投資家心理もやや悪化した。暗号資産市場の恐怖・強欲指数は前日の50から48に低下したが、判断区分は「中立」を維持した。
オンチェーン指標では、個人投資家の売り圧力が強まっている可能性が示された。CryptoQuantのデータによると、個人投資家によるBinanceへのビットコイン流入は増加した一方、大口保有者の流入規模は縮小した。
CryptoQuantのアナリスト、ダークポストは、直近30日間にBinanceへ流入した個人投資家のビットコイン入金額がほぼ2倍の108億ドルに達した一方、大口保有者の入金額は38億ドルに減少したとの分析を示した。
ダークポストは、小口投資家が足元の価格反発を売却機会として活用している可能性があると指摘した。価格反発局面で個人投資家の取引所流入が増えたことは、現物ETFへの資金流入とは別に、短期的な利益確定需要がなお残っているシグナルと受け止められる。
今回の資金フロー反転は、日次ベースでの持ち直しという性格が強い。現物ETFには資金が戻ったものの、ビットコイン価格はこの1週間で下落し、投資家心理も中立圏にとどまった。10月累計の資金フローが再びプラスに転じるか、個人投資家の売り圧力が続くかが次の焦点となる。