Firefoxの「Smart Window」にフォーム入力支援とWebページ変更監視を追加した。画像=Mozilla

MozillaはWebブラウザ「Firefox」の「Smart Window」ベータに、AIを活用したフォーム入力支援機能とWebページ変更監視機能を追加した。手入力の手間や、サイトを繰り返し確認する負担の軽減を狙う。

The Vergeが27日(現地時間)に報じた。新機能は、Mozillaが提供するAIブラウジング機能「Smart Window」ベータの機能拡張として導入された。

フォーム入力支援機能は、ユーザーが開いているWebページ上の情報を参照して入力内容を提案する。例えば、オンラインポートフォリオやLinkedIn上の経歴情報を基に、応募フォームに記載する文面を生成できる。

利用できるのは、テキスト入力欄が4つ以上あるフォームで「Fill from sources」を選択した場合だ。AIが参照するタブはユーザーが選んで追加・除外でき、生成された文面の確認や修正にも対応する。

現時点で対応するのは、Webフォームのテキスト入力欄のみ。ドロップダウンメニューとPDFフォームへの対応は開発中で、AIが生成した内容を自動送信する機能は備えていない。

個人情報の扱いには注意が必要だ。フォーム入力支援に利用するソースページの情報は、GoogleのAIモデル「Gemini 3.1 Flash Lite」と共有される。一方、従来の自動入力機能に保存された氏名や住所などは端末内で処理されるという。

新たに追加したWebページ変更監視機能は、ユーザーが指定した条件に合致する変化があった場合に通知する仕組みだ。商品の値下げや新規求人の掲載確認などでの活用を想定する。

設定は、Smart Windowのチャット欄に「/watch」と入力し、監視対象のページと条件を指定して行う。確認頻度は毎日または毎週から選べ、1つの監視タスクにつき最大5ページまで登録できる。

条件に合う変化を検知すると、ブラウザのツールバーやデスクトップ通知で知らせる。最大15件の監視タスクを同時に設定できるが、監視はブラウザ起動中に限られる。条件に一致する変化が60日間ない場合は監視を一時停止し、長期間変化がない場合はタスクを終了する。変更検知にはAlibabaのAIモデル「Qwen」を利用する。

両機能は現在、米国とカナダの英語環境におけるデスクトップ版Smart Windowベータで提供している。Mozillaは今後数カ月以内に提供対象国を拡大する計画だ。

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