マイケル・セイラー氏(Strategy会長)とビットコイン 写真=Reve AI

Strategyのマイケル・セイラー会長は27日(現地時間)、「誰でも暗号資産を作れるならビットコインを買う理由はない」とする見方に反論し、ビットコインの価値は発行の容易さではなく、ネットワーク効果と市場の信頼の蓄積に支えられていると強調した。

ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、セイラー氏はコミュニティ内で広がる同様の主張に対し、ビットコインには他の暗号資産と単純に比較できない独自の価値があると訴えた。

世界最大のビットコイン保有企業とされるStrategyを率いる同氏は、これを英語になぞらえて説明した。誰でも暗号資産を作れることを理由にビットコインの価値を否定するのは、「新しい言語を発明できるのだから英語を学ぶ必要はない」と言うのと同じだという。

この比喩が示すのは、新しいものを作れることと、長年かけて築かれた価値や影響力を置き換えられることは別問題だという点だ。英語が長い時間をかけて利用基盤と影響力を築いてきたように、ビットコインも新たなトークンを発行できるという理由だけで、他の暗号資産と同じ土俵で論じることはできないという考え方である。

発言の背景には、利用者や受け入れ先が増えるほど価値が高まる「ネットワーク効果」への重視がある。重要なのはトークンを発行できるかどうかではなく、市場の信頼を獲得し、取引基盤を築けるかどうかだ。技術的に類似した資産を作ることはできても、既存のエコシステムや受容度を短期間で再現できるとは限らないとの見方を示した。

コミュニティでは、セイラー氏の主張に賛同する声も上がった。ビットコインと、容易に発行できる他の暗号資産との違いを別の比喩で説明し、同氏の論理を補強する投稿も見られた。

今回の論点は、新たな暗号資産を作れるという事実と、すでに形成されたビットコインの価値を同一視できるかどうかにある。セイラー氏は、価値の源泉は技術的な参入障壁ではなく、ネットワークと信頼の蓄積にあるとの認識を改めて示した。

セイラー氏は「誰でも暗号資産を作れるのだからビットコインを買う理由はない、というのは、誰でも言語を発明できるのだから英語を学ぶ理由はない、と言うのと同じだ」と述べた。

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